#210 PENSION | プロパンガス

プロパンガス

いっしょうけんめい働いた人が
せめてビールぐらいは安心して
本物を飲める世の中をつくろう

昨日書いた「悪法も法、遵守すべし、さもなくば合法的な抜け道を探すべし」という精神からプロパンガス自身の考え方が逸脱していることが、少なくとも2つある。


ひとつは道路の最高速度制限(これはまたこんど)であり、もうひとつが国民年金だ。


いくら法律で義務付けられているからといって、すでに破綻している勘定にくれてやるカネなど鐚一文もない。
一般国民の場合は、これで良い。

政治家だからと言って、払わなければならない、とも想わない。


「返ってこない年金など払えるか」という断固たる意思の元に支払いを拒否するのは、それなりにしっかりした政治的行動だ。


年金制度を廃止するなり、抜本的(民主党などの言うレベルではなく、本当に抜本的)に改正するなりという活動をすればいい。


そういう意味で、プロパンガスは、3閣僚をちっとも責めようなどとは想わない。

が、年金制度改革を自民党ペースで進めようと企んでいる当事者として、あまりに間抜け過ぎる。


万一国民年金を支払っていなかったら、自分自身がどこでどんな突き上げを食らうか、誰にでも容易に想像はつくはずだ。


年金問題が俎上に上った時点で、秘書に「俺の年金、チェックしておいてくれ」と言えばいいだけのことだ。
10秒とかからない。


どんなに鈍くても、江角疑惑が持ち上がった時点では、自分にも万一のことがあったらヤバイというのはわかるだろう。


そのタイミングですら見逃してしまうというのは、閣僚や政治家はおろか、社会人としても資質に欠けると言わざるを得ない。


こんなに簡単な問題処理もできないものに政治を任せるわけにはいかない。


潔く辞任していただくしかない。

経産大臣は個人的に好きなので、ちょっと残念だ。


総務大臣は、制度の問題を批判していたが、立法者が法制度を愚痴るなど、語るに落ちる。