EUR/JPYの141.60-133.01の61.8%戻しである138.31にMARKETの注目が集まっていることについて、堀内さんが「そんなに当たるのかね?」と疑問を差し挟んでいる。
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プロパンガスなりの回答を申し上げると、「フィボナッチはもちろん万能ではないが、わりと当たる。なぜなら、多くの人が注目しているからだ。」ということになる。
138.31というレートに合理的な理由があろうとなかろうと、そこで止まると想う人や、そこで止まると想ってるフリをしようとする人が売りオーダーを並べれば、結果としてそこで止まる可能性は高くなる。
それだけのことだ。
テクニカルアナリシスと呼ばれるものが有効なのは、同様な理由による場合が少なくない。
最たるものは、移動平均だ。
移動平均線というツールは、コンセプトそのものが数学的に間違っているのだが、非常に多くの人が信奉しているので、結局当たってしまうことがよくあるのだ。
ところで、138.31に関してだけ言えば、火曜日にも書いたように138.29というPOINTとも重なるところなので、止まる可能性がけっこう高いと想っている。
絶対的な水準としてもEUR/JPYの138円台というのはどう考えても高すぎるので、ここから上なら売り上がってやろうとも想えるレベルでもある。
実際、プロパンガスは138.30から141.60まで売り上がってやるつもりだ。
EUR/USD
1.3010からLONGに行こうと待ち構えていたのだが、そのチャンスすらないまま1.3670-1.2732の38.2%である1.3090まで上がってしまった。
何もできなかった。
89日線も1.3091にあるので、むしろここからは短期的にはSHORTで勝負したい。
1月27日東京の1.3125、同14日NYの1.3138を越えていくようだと撤収。
USD/JPY
昨日は105.80/85からのSHORTを推奨したが、105.20近辺が異様に堅かったので、105.22でスケベLONGにしてみた。
それほどBULLでもなかったので、セミナーのあとさっさと105.54でやめてしまったけど、そのあと105.80ぴったりまで上がった。
もっとも、そのあとのDIPも105.35までだったので、あんまりいい推奨でもなかったかな。
AUD/JPY
83.10/20のところが、ちょっと感じ悪いカタチになってきた。
今朝の下院経済委員会でマクファーレンが腰抜けなことを言っていたので、来月2日の利上げに「?」な人が増えてきたのかもしれない。
がんばって欲しいんだけどね・・・。
アメリカ人にとっては、GREENSPANというビッグイベントが終わって明日から3連休なので、今日はどちらかというとPOSITIONを減らす方向の動きがメインになるだろう。
ちょっとドル売りトレンドも小休止かもしれないね。