今日は「染めの小道」を散歩してみようと、
昭和の初期の名残が見られる中井駅(東京・西武新宿線)に降り立った
妙正寺川に吊るされた反物が川面の風に舞う
「川の中のギャラリー」と各商店の軒先や入口に吊るされた
個性的なノレンの「道のギャラリー」がかもし出す
昭和前期の時代の雰囲気が
温かくて懐かしい異空間をつくっていた
そして、妙正寺川の川面にゆっくりとスウィングする
ピンク、だいだい、青、黄、緑などカラフルな反物の美しさや、
路地裏の古民具店、喫茶店、食堂、居酒屋などの
デザイン性の優れたノレンの素晴らしさは、見飽きることがなかった
なお、この染めの技術職人や工房は、かつてこの中井や落合には
300軒ほどもあったという。
これは京都・金沢と共に、染め物の三大生産地と言われるような
実力ブランドを誇っていたようだ