今日も、シアトルからお届けします。
Yukakoです。
注)写真はウェブサイトよりお借りしました
何年か前に、会社の同僚とOpus Prizeの表彰式をシアトル大学まで見に行ってきました。
私もチケットをもらうまでOpus Prizeが何かも知らなかったのですが、
いうなれば北米版ミニ・ノーベル平和賞みたいなもんで、
年間を通して社会に素晴らしい貢献をした人を選んで賞をあげるというもの。
英語では"humannitarian leaders"といいますが、
日本語の訳をググってみたら、
”人道主義者のリーダー達”だってさ。
英語で言うとかっこいいけど、
日本語で言うとなんかピンと来ないわ。
ダライ・ラマもこの仲間だよね。
コストコもこの賞のスポンサーをしてて、それで無料券が回って来たわけです。
今年のファイナリスト3人は
Krishnammal Jagannathan
(Land for Tillers' Freedom - LAFTI - India)
Fights for land rights and promotes economic sustainability for India's poorest citizens.
インドの貧困地を救うプロジェクト
Michael Woodard
(Jubilee House Community Center for the Development of Central America - Nicaragua) Promotes self-sufficiency in Nicaragua's Cuidad Sandino by creating opportunities for economic development.
ニカラグアの貧困地を救うプロジェクト
Marguerite Barankitse
(Maison Shalom - Burundi)
Provides a safe haven and educational outreach to Burundi orphans and children victimized by ongoing violence and conflict.
戦争で家を失った子供達を助けるプロジェクト
まずは彼らの功績のビデオが流れて、その後に本人が登場しました。
私もかなり涙もろいほうだけど、
ビデオの段階で泣いてはと我慢してたのに、
横に座ってる同僚は号亡き状態。
それをみて私も我慢できず、涙。。。感動の涙。。。
最初のインドのおばあちゃんは、本人が出てきたらものすごくちっちゃくてびっくり。
もう82歳だそうな。でもすごくかわいい
彼女の仕事ぶりを映し出すビデオでは、こんなに小さくは見えなかった。
やはり人に尊敬されるような人は小さくは見えないのだろうか?
次にでてきたマイケルは、伝道師として貧しい国ニカラグワに行って、去ることができなかったという。
ニカラグワに住む人達だって、みんな僕の兄弟、姉妹であるのに、その家族をこんな状態の国に置いて自分だけアメリカに帰るなんてできなかったって言ってた。
それからちゃ~んと自分の奥さんにみんなの前で感謝することも忘れなかったしね。僕の奥さんなしにはこの仕事はできなかったって。。。
そりゃそうだよね
そして最後の人が優勝して賞金の1億ドル$をもらいました。(他の二人もちゃんと$100,000もらってますが。。。)
彼女は自分の国で戦争が絶えず、目の前で何人もの人が殺され、自分が生き残ったとき、この生き残った命でできることはと考え始め、
子供達に安全に勉強でき、自分の家と呼べる場所を提供することをはじめたそうです。
見るからにバイタリティーのある人で、
スピーチでも、
”シアトルに来たらビルゲイツに会えるかと思ってやってきたのよ~
でも本当に彼に会ったら、1億ドルだけじゃなくて、15億ドルもらえないかって聞いてみるわ~
そうしたら、すべての私の子供達を救えるもの”
だってさ。
自分は一度も結婚したことなく、自分自身の子供もいないのに、戦争で孤児になった子はみ~んな自分の子供だと言っていました。
同じ人間に生まれてきて、どうしてこんなに素晴らしい考えがこの人たちにはできるのだろうかと、とっても感動させられたのと、
何にもしてない自分がちょっと恥ずかしくなるくらいの気持ちでした。
自分のことしか考えられない人たちが多いこの世の中で、
人の為に自分の人生を捧げる人たちの話がとっても感動を与えてくれて、
そして自分の人生についてちょっと考えさせられた夜だったのでした。
今年はポートランド大学での授賞式が11月にあるようです。
興味のある人はぜひともチェックアウトしてみて!
ハッピー・Saving Lifes!