今日も、シアトルからお届けします。
Yukakoです。
しばらく書評ブログしてなかったけど、
本を読んでいなかったわけではないんです。
他に書きたいことが一杯あり過ぎるだけなのよね。
今回は私が尊敬するダライ・ラマの本を読んだので、書評というよりはダライ・ラマについてちょっと書きます。
インドのハグおばさんの話をしたように、私はスピリチャル系大好きですが、
それもこれも、最初はチベット仏教に興味を持ちだしたのが始まりだったような気がします。。。
チベットの人達の鳥葬の話は衝撃でした。。
チベットの人は自分が死んだら自分の亡骸は鳥にくれて欲しいと願っているとの事。
何故かというと。。。
彼らは輪廻の話を信じているので、亡骸はまったく意味のないもの。
それだったら、無駄にならないように鳥たちの餌になるのが輪廻のサイクルの一環にフィットするのを完全に理解しているわけ。
私に言わせると、輪廻の考えはスピリチャル系の考え方をする人には(それとも私だけ?)とっても道理がかなっているわけで、
チベット人は、自分の先祖の生まれ変わりかもしれないとハエも殺さないそうだ。
今のダライラマは14世だそうで、ってことは14回輪廻してるってこと?
彼ほど輪廻の事をわかってる人はいないのではないだろうか。
現在のダライラマを探しに行って見つけた話も凄い話。
血がつながってるわけでもまったくないまだ小さい子供の彼を人里離れた山奥の村から見つけ出して。。。
その彼がノーベル平和賞を受賞するような世界を背負うスピリチャル・リーダーに育つわけだから、
チベットの輪廻法は間違っていないと言ってもいいのでないだろうか?
とは言っても、彼は現在81歳。
輪廻のスペシャリストでも不死身ではないので彼も人生の最後の章に来ているといえるだろう。
彼が逝ってしまった後は、また今までと同じように、お坊さんたちが彼の生まれ変わりを探しに行く旅に出るのだろうか。(この本の中では、彼は自分が最後のダライ・ラマになってもしょうがないことだと語っています。。)
プロジェクトシアトルなので。。
だいぶ前だけどダライ・ラマがシアトルに来た時の日記をご紹介。
うそのように晴れ上がった青空の下、ダライ・ラマのスピーチを聴きに行ってきました。
今回の彼ののシアトル訪問は、Seeds of Compassion という教育関係のイベントのゲストということなので、中国問題やチベット仏教の話をすることはまったく期待はできない。
それでも彼の話が聞けるのならと前々から楽しみにしていたのでした。
イベントが始まるとすぐにダライ・ラマがシアトル知事と一緒に現れる。
といっても私達の席は300レベル。ダライ・ラマは、普段シーホークスが試合をしてるGroundレベルにいるわけだから、私から見たらものすごく小さくしか見えない。
ローリングストーンズのコンサート見に行ったときのミックジャガーみたいなもんよ。
だけど横にある大きなスクリーンには顔のアップが映し出される。
それに、小さいながらも彼の周りをただよう不思議なオーラのおかげでちょっと目を離しても彼がどこにいるかがすぐにわかる。
イベントが始まって関係者が順番に話をしていく。
みんな素晴らしいことを言ってるのはわかるのだが、やっぱり気持ちは“早くダライ・ラマを。。。”
やっとキー・ノート・スピーカー、ダライ・ラマの登場!!
が、残念なことに、野外のあんな大きな場所でマイクを使ってしゃべってる人の話を聞こうというのはかなり無理がある。。
エコーがものすごくかかって、それに、失礼ではあるがダライラマの英語発音も完璧とはいえないことで、はっきり言って半分くらいしか理解できなかった。。。
(後で聞いたら、テレビで中継を見てた人はさすが音響がよかったみたいでちゃんとなんと言ってるかわかったらしい)
そんな状況でも、印象に残った彼の話は、
1)“I am just one human being..”僕はただの人間です。。。
どうも私たちはダライ・ラマのことを神様と勘違いして、戦争でもなんでもやめさせることができると思ってる人も多いと思う。。だけど彼は、みんなの協力の元で人々は私の話を聞いてくれる。。私はただの人間なんです。みたいなことを言ってたと思います。。。
2)"We"と"They" 私たちが、違う国の人、違う文化の人と区別をすることをやめなければ、いつまでたっても平和はこない。すべての人々が
“We”なのである。
3)ダライ・ラマは、自分のスピーチで何度も繰り返し、“これからはFemale(女性)が大変重要な役割を世界で占めていくでしょう。”と言っていました。。。
これは納得。。っていうか、今頃そんな話してるの?みんな知ってるよ。なんてね。
ニュースでは売り切れ(SoldOut)と言われてましたが、実際のスタジアムは4分の3弱くらいの入り。チケットが無料だったのでもらったけどこなかった人も多かったのかな?
スピーチは聞きずらかったものの、憧れのダライ・ラマにこの目でお会いすることができてやっぱりうれしかった。
本物のは、まったく飾り気のないカジュアルな、純粋なおじさんでありました。
すこしはありがたいオーラの後光があるかな?
また同じ団体がダライ・ラマをシアトルに呼ぼうとしているという噂が絶たないシアトル。。
彼が生まれ変わる前にもう一回くらい会えるかしら?
ハッピー・リインカネーション!