今日も、シアトルからお届けします。
Yukakoです。

 

 

"ホーホーホー"

 

と言ってもサンタクロースじゃありませんよ。

 

 

 

 

オリンピック国立公園の中にあるホー・レイン・フォレスト(温帯雨林)ですよ~。

 

 

 

ここはワシントン州唯一の世界遺産なんです。

 

ポートタウンゼンドからでもフォークスを通り過ぎて、ここまで3時間かかりました。

 

 

私は20年以上前に一度来たことがあったのですが、あんまり前の話で、なんでここが世界遺産なのか。。

なんて全然覚えてない!

 

 

大きな木やしの木を一杯見たのは覚えてるんだけど。。

 

 

 

今回はちゃんと学びましたよ~。

 

 

フォレスト(森)は世界中にもたくさんあるけど、ホーのように人間が車を運転して訪ねることのできる温帯雨林地帯というのはホーだけで、

 

他のレインフォレストはジャングルの中とかとにかく訪ねるのが大変な所にある。

 

 

ホー・レインフォレスト地帯は全米本土でも最も湿った地域だそうで、

 

 

カリフォルニアのRedwood国立公園みたいなフォレスト(森)は他にも一杯あるんだけど、

 

 

ここはレインフォレストなので(雨ばっかり降ってるので)、

 

 

木もたくさんだけど、木の下にいっぱいコケとかシダとかがわんさかと隙間がないほどはえている。

 

他のフォレストは木の下は何もない。

 

 

なので、

この下の写真をよく見るとわかると思うんだけど、


 

嵐とか虫に食われて倒れた木の上に新しい木が生える。

 

これをNursing Logといって、特にレインフォレストでは木が大きくなるための一番いい方法だそうだ。

 

そうじゃないと、地面は混みすぎてて新しい木が生き残れる確立が少ない。

 

まずはSpruce Trail(1.25マイル)を散歩

 

 

 

いきなり見たことないタイプのリスがいそがしそうに木の実を食べてるし、

 

 

キツツキも負けずに音を立てる

 

 

 

 

 

 

午後2時からのパークレンジャーのガイドツアーまでもうちょっと時間があったので、今度はリバートレイル(全部歩いたら18マイル)を行ける所まで行って戻ってこようという事に。

 

 

 

 

2時になったのでビジターセンターまで戻ってレンジャー・ツアーに参加。

 

 

 

レンジャーの名前忘れちゃったけど、ビッグバンセオリーのシェルドン君の彼女のエイミーにちょっと似てる?

 

 

レンジャーと一緒にHall of Mosses (コケの殿堂)トレイル(0.8マイル)を歩きます。

 

 

彼女曰く、

 

フォレストでもアマゾンみたいなトロピカルフォレストは

  • 動物たちが沢山住んでいて、
  • 木の種類も何百も生えてる
 
それに比べてこのホー・レインフォレストは、
  • そんなに動物はいなくて、
  • 生えてる木は全部で8種類だけ
だそうだ。
 
 
とはいえ、
 
ツアーの最初は。。
 
まずは野生の熊にあったらどうするか!
 
のお話から。。
 
 
とにかく近づかないようにと基本的な話をした後にレンジャー、
 
”でも、私は2014年からここ(ホー)に勤務になったけど、今までで一度しか熊を見たことないのよね~”
 
”でもエルクは2日に一回は見るから、私達も会えるかもね~”
 
とのこと。
 
 
 
 
 
 
凄いねえ~
さすがコケの殿堂トレイルだけあります。。
 
巨大な木の上にたくさんのコケ。
 
 
 
 
 
立ち止まってレンジャーが私達に木の種類についてのうんちくを語っていた時。。。。
 
 
一人の女の子が、
”あれ、なんか向こうの方に大きな黒い何かが動いたわ~”
 
 
30人はいたであろうツアーの参加者全員が、
 
”ええええええ~”
 
完全に”熊”です。。。
しかも2匹の小熊まで連れてる。。。。
 
 
 
 
Iphoneしか持っていなかった私は最初はなんとか写真撮ろうと試みましたが無理だとすぐに諦め、
 
自分の目で見ることに集中。
 
 
ママ熊を追いかける小熊達、
 
2匹一緒の所を見れなかったんだけど、一匹目がママ熊が歩いていった横に倒れてる木からゴロンと落っこちて、その下を駆け足て通り過ぎたらすぐに、今度は2匹目の小熊が、こっちはちゃんと木の上を駆け上がりながら通り過ぎて行きました。
 
 
凄ーい!
ワイルドライフを目の前で見ることができた。。
 
レンジャーさんもここでは一回しか熊見たことないって言ってたのに!!
 
 
私達と熊の間には十分な距離があったのもわかっていたし、何かあったらレンジャーさんも一緒だし、怖いと思った瞬間は一度もありませんでした。
 
 
が、小熊を連れているママ熊が一番危ないわけで、
 
熊が歩いているのを多分知らないでその横をたまたま歩いていた人たちもいたわけで、
 
 
国立公園内ではどんな時でも最大の注意を払って行動するようにしよう。
 
 
熊遭遇場所を去った後、
 
ツアー参加者30人中7~8人は子供だったんだけど、レンジャーさんが、
 
”何か質問はない?”
 
と言う度に、
 
”はい!今、熊はどこにいますか?”
 
って。。。
 
 
あの子供たちは今日の事一生忘れないね。
(私もだけどね)
 
 
 
レンジャーさんのツアーはいつもたくさんの事を教えてくれるので大好きなのだが、
 
今回は、30人の目がみんな違うところを見ていたことで熊を発見することができたということだろうし、
 
 
私達二人だけだったら気が付かずに横を通り過ぎて何もみなかった可能性の方が強いので、
 
やっぱりツアーに参加して大正解でした。
 
 
ホーまで行きたい人は、シアトルから日帰りするにはちょっと遠すぎると思うので、
 
最低でも近くに一泊するのがいいでしょう。
 
 
でも、熊が見れるかどうかは保証できませんよ~。
 
 
ハッピー・ワイルドライフ!