今回のお題はパイセンことガンダムビルドファイターズ・トライ
「ホシノ・フミナ」先輩・セカンドロットです!
キットは完全無塗装できれいなリアルに近い肌色を再現していると話題になった組み立てフィギアです!
ガンプラの多色成型技術をフルに使い切ったガンプラ技術の集大成かもしれません!
これを「ガンプラ」と言っていいかは悩むところですが・・・
稼働のないフィギアなのでパーツ数はかなり少ないです!
ここが多色成型技術の真骨頂!肌色のグラデーション!
一つのパーツの中に何層も異なる色の樹脂を流し込んで、
本来塗装でつける肌色の濃淡のグラデーションを再現してます!
外装?の肌色の内側にオレンジ色を流し込み奥からの肌の赤身を出しその奥からアイラインの黒系を滲み出して自然な色合いを!
パーツを見てすごいと思ったのがこの目の部分!
小さいパーツなんですが、黒目と青の境にイラストなどで描かれるハイライトの白まで一パーツの流し込みで作り上げてしまっているところ・・・
これをくみ上げると無塗装なのに目の輪郭・ハイライト、頬のうっすらとした赤味などが出来上がり!これ塗装でやると結構大変だと思うんですよ!
足も肌色の外装?の内側にグラデーションのためのオレンジの樹脂が入ってるんですが、さすがにこれだけ長いパーツにオレンジ部分を足の付け根からだけで充填させるのは無理があったのか、
脛と踵にも樹脂注入する経路があって肌の表に残ってしまいます!
ところがそれも織り込み済みの設計で
両足のオレンジの注入口はちょうど足がクロスする内側に持ってきているために完成すると足同士が隠してくれるという!
かかと部分は台座のはめ込み口に重なるので目立たないという!
パーツ数も少ないので1時間であっさり完成!
正直色なんて塗ったら自分の腕じゃパチ組より出来が悪くなってしまいますので、これ終わるのが正解ですね!
お尻の猫マークも別パーツで色分け!
水着部分は成型色で水を含んだようなテカリを再現するなど、
単色成型でもかなりすごい!
腕の方は単色成型なんですが、色合い的に必要なかったという事なのかな?
水着中央のファスナーも別パーツで取り付けるタイプで、
この辺はガンプラのパーツ分け技術なんでしょうね!
パーティングラインとゲート跡が若干残る所も有りますが、
それも完璧主義の人でなければスルーできるレベルなのでは?
ファーストロットは1年程前に水着がイエローで発売!
話題にもなって発売になってほぼ瞬殺されてしまったほど人気でした!なので私は再販まてばいいやと思ってましたが、
これだけの話題になったにもかかわらず再販情報も無く一時期は転売ヤー恰好のアイテムになって法外な値段で転売されていました。
まあセカンドロットが発売アナウンスされて値段が駄々下がりして
「転売ヤーざ●あ!!」と多くの人が思ったことでしょう!
これだけの売り上げで何故しばらく再販されなかったの?という疑問がありましたが、セカンドロット発売情報が出て納得!
実はパーツのゲート位置などがさらに目立たないように若干金型を改良していたとは!
かなり気合を入れてのセカンドロット生産だったんですね!
その差別化?をわかりやすく水着の色を変えたんでしょうか。
かつてのHGガンダム(HGUCではない更に前のHG)で技術が確立されたーつのパーツの中に多色を流し込む成型技術!
これはどうしてもパーツが厚くなるのと金型にかなり負担がかかって寿命が短いという欠点もあり、HGUCではパーツ分割を色でそろえて成型する方式に変わったしまいましたが、
まさかこういう形で再登場技術になるとは!
もし第二弾があるのならビルドダイバーズのナナミお姉さんをお願いしたい!(え?無理?)