*少女人形化計画 -9ページ目

*少女人形化計画

彼女は眠りの森へ、彼はこの世の果てへ




朝からシャワー浴びて
いつもより丁寧に髪の毛乾かして
昨夜からケアしてた唇にはちみつリップを

何年か前に買ってそのまま放置されていたビューラー
慣れない手つきで少しずつ上向きまつげへ
珍しく爪なんて磨いちゃって
指先が光ってなんだか恋する乙女気分
この間一目惚れしたカーディガンと
お気に入りのレースのスカートはいて
メイクポーチ、お財布、音楽プレイヤー、チョコレート
遠足の前夜の子どもみたいに
鞄にそれらを入れながら わくわくが止まらない










独占欲も性欲もなくなったのに
残ったのは寂しさだけで
それを埋めるためのどきどきだったのかと
儚いいつかの恋心を懐かしく思う
同時に半分以上予想していた失望に安堵する



めでたい頭は生まれ変わったように一瞬にして冴え渡り
冷たい感情の向こう側にあるものは
同じことを繰り返す自分に対する馬鹿らしさ
次なんてないのに次を約束するな
いつか、も来ない またね、も嘘
見えない未来を希望で繋ぐようなことに飽きてみろ
常に心は疑心暗鬼
味方がいる安心感など都合のいい幻だ
心臓の裏側にどれだけの敵が潜んでいるか、微塵も想像できないだろう
コンピュータがつくりだす堅い文字なんぞに惑わされて踊らされて
そんなことにならないように自己防衛の徹底を
周りを気にせず狂えるほどの強さを持ってみろ
君は一人だ







虚実と醜悪にまみれたこの世で溺れればいい
















卒業式の日。
幼なじみから手紙が届く。












ずっと言えなかったことがあるのです。
本当は私、君が好きなの。
幼稚園の頃に将来結婚するって、実は今もそんな約束覚えてて
私はあの時から君のお嫁さんになるのが夢だった。
でもこんなのは子どものくだらない約束だよね。
結局彼女にもなれなかったんだから。
それでも言いたかった、好きって。
今日でお別れだから。
これからは違う学校に行くけど、お互い頑張ろうね。
君はずっと医者になりたいって言ってて、医学部受かっちゃうんだもん、本当にすごいや。
絶対医者になってよ。応援してるから。
じゃあ、またいつか会えたら。
さようなら。













なんてこと書くとでも思ったか!この阿呆め!
幼稚園から高校まで同じ学校に通って、しかも家は近所。
こんな二次元的現実があるなんて信じたくもないね。
・・・実はずっと言いたかったことくらいあるよ。
本当は私、お前が大嫌いだ。
努力を馬鹿にするところ、私をゴリラ呼ばわりするところ、ついでに女癖が悪いところ。
お前の脳内は一体どうなっているんだ?阿呆か?それとも馬鹿なのか?はたまた中身がないのか?
もっと努力せよ。私を女神と拝めよ。女の子一人を大事にせよ。なんとか清く正しく爽やかに生きよ。
第一に赤点をとりそうになる奴が、医学部を目指すのはどうにも滑稽だぞ。
お前は医者になりたいと言ったな。
あれはたしか中学生の頃だった気がする。
あの時私が何て言ったか覚えてる?
「無理でしょ(笑)」。即答したはず。
私の勘はあたる、と覚えておくべし。
結局就職したんだっけ?
この時代によくお前を採用してくれる企業があったな。ありがとう、企業。
ちなみに私は医学部です。医者になります。頑張りますお前の無謀な夢に向かって。

・・・そもそもなんで私が手紙を書いてるか、何故だ、お前なんかに手紙を送らなければいけない理由は何なんだ!
そうだ、今日は卒業式だから、もうこれでお別れ、というわけでもないけど(家近いから)、記念にラブレターを渡そうと思ったんだった。

よくここまで暴言に耐えて読み進めたね。
前言撤回してあげる。



好きだから私と付き合いなさい。















笑った。

僕はこの子と付き合おうと思う。

馬鹿だと思う。

馬鹿だけど、僕はこの子が好きだから。









私が官能小説なんて読んでいたら
あなた、私を軽蔑するかしら?









遂に官能小説に手を出した。
言ってしまえば、情事が見せ場の生々しい小説。
汚ならしい、と思うかもしれない。
私もそう思っていた頃はあるし
時には「気持ち悪い」と吐き捨てたりもする。
でも、表現一つで妖しく魅力的にもなる。
なんで官能小説って、あんなに素敵な表現をするんだろうね。
読んでて○れる。










初めてちゃんと読んだのは
サタミシュウさんの「かわいい躾」。
とても読みやすかった。
サタミさんの文章は豊かすぎる表現じゃないかもしれない。
(思っていた官能小説よりも。)
でもそのおかげで場面を想像しやすかったし
二度目だけど、読みやすい。
のめりこみやすいです。




ちなみに思いっきりSM物。
サタミさんのSMシリーズ第7段らしい。
前作の主人公が大人になってからの話で、本当は前作から読むべき。
でも前作の大体のあらすじは知っていたから、それでも楽しめた。
今度ちゃんと前作の「彼女はいいなり」も読もうと思う。




なんでこれにそそられたか。
そんなの、教師と生徒ものだから。
実はこのタイプのものが大好(自重)
すごい。
なんだろ、何て言うんだろ。
これは、はまる。
「まさかお前、禁断に目覚めて・・・!?」
という意味の「はまる」ではなく。
実はもう一冊別の著者の本を買ったけれど…
サタミさんの作品そのものにはまる。


そりゃあ先生の美樹と、生徒の澄美がやってることはすごすぎる。
私にはもちろん縁のない世界。
首輪とか鞭とか、実際目にしたら確実に気持ち悪くなる物。
でも小説の中だと、味を出すための素敵な道具にしか思えない。
初めて読むには刺激が強かったかも。
でも読んで良かった。




私も生徒の立場だし、澄美の方に感情移入するかと思った。
でもどちらかというと美樹寄りの立場で本を読んでた。
ずっと美樹の奴隷であり続けていた可愛い生徒。
美樹に一途だったはずなのに。
最後に澄美がいなくなってしまう。
澄美の誕生日の土曜日。
約束してたディズニーランドに一人で行く美樹。
寂しくなって、悲しくなった。
(澄美がいなくなってしまう理由がもうね、ああって。)




「大人になったら、また澄美に会いに行くよ。」


澄美が大人になってからの二人の物語を続編に欲しい!!!!!
これで完結するのが一番良いのかもだけど
美樹が澄美をもっと可愛がるのが読みたい!!!!!










すごい速さと勢いで読みきった。
またサタミ作品が欲しくなった。
これは7冊全部読むまで気がすまないかもしれない。
でも、よくよく見たら
サタミシュウは、あの壇蜜が出た映画の原作を書いた人。
納得したね。





私の中で「美樹」は
GOTHの森野、樹と
午前零時のサンドリヨンの酉乃
に続いて大好きな登場人物になりそう。



















一人カラオケ行ってきた。


ベボベの新曲「PERFECT BLUE」が入ってた。






10回は確実に歌ってきた。








79点でした。






今更ながら、ベボベ結構低いことに気づく。(笑)










あ!CDの感想は後日!






気づいたらなくなってた。









ここへきて、髪なでて、いうなればあなたに愛される
みたいな独占欲も

ビーチサンダルを履いた指にはさまる砂のようにまとわりついて離れない
みたいな執着も

あなたの感じる顔が見たい、できるなら今すぐ狂わしたい
みたいな性欲も

きーみーにーほらLOVEずっきゅん
みたいな真っ直ぐな想いも

ふたりだけの秘密がほしい
みたいな背徳感も

本当のキミを知りたいの
みたいな探求心も






ああ、今の私にはないんだなって。



良いことだ。




迷惑だったと思うから。






面と向かって言うなんて
そんなことで、って馬鹿らしいし
心の中で小さく謝罪文送っておく。






「好きじゃなくなるしかない」



そう昔言われたの。




その通りになったよ。