雲散霧消と雲集霧散の間に
あたかも四字熟語のように存在する「温州蜜柑」
ただひとつの意味は「みかんの一種」
「犯し難い」と聞いて
犯す、の単語に卑猥な想像を繰り広げるのは
私の人間性が疑われるような気がする
だけど本当は「おごそかで近づきにくい」
鳥カフェに行きたくても
近場にないなら仕様がない
誰がとめても私は都心へ向かうわ
大人になったらインコか鷹と一緒に暮らしたい
じっくりことこと長時間煮詰めて
味見をしながら内面を見るようなことなんてやめて
結局のところ世界は印象批評
誤解を生んで計算にはめられることしかできないじゃない
右顧左眄に有象無象な私
こんなにもぴったりしっくりくる言葉があったなんて
屑以外の何者でもないのねあなた
万華鏡なんて
この漢字からでも「綺麗」が読み取れるのに
百色眼鏡なんて別名まである
くるくる回して小さな穴から覗いた世界がただ輝くだけのこと
不器用な私にだって作れてしまうのに
素敵な名前が揃ってるのは、あまりにもずるい
コウテイペンギンの群れが
氷点下の地をてちてち歩く
彼らは徐々に消えていくだろう
水煙となって冷たい空に舞い上がる
あまりにも寒いと水は空気中で凍ってしまうの?
科学的説明を誰か私にください
あなたは運命の人よ
私たちきっと赤い糸で結ばれているの
なんて冗談は夢の中だけにしてよ
どんなに相性の良い相手とも
永遠など誓うものじゃないわ
この世の人との出会いは会者定離
逆らったりしちゃ駄目よ



