あの頃に戻りたいと思う日はありますか? | ぶるーじょーのブログ ヒマラヤへ直球勝負

ぶるーじょーのブログ ヒマラヤへ直球勝負

フリーター。25歳。ヒマラヤの8000m峰14座を酸素ボンベなしの単独で登るのが夢です。自然で学んだこと、素敵な人との出会いを通して生きる想いを伝えたい。

パスポートの期限が切れていることに気づき、今日は東京、有楽町のパスポートセンターに更新手続きに行ってきた。
 
先ほどyoutubeで動画を見ていると、「あなたはあの頃に戻りたいと、思うような日はありますか?」とタレントさんが聞かれている動画があった。
 
これを読んでいる方は、もしこの質問をされたらどう答えるだろうか。
 
子供の頃のあの時に戻りたいという人もいるかもしれないし、大きな勝利を手にしたあの時がいいという方もいるかもしれない。
 
自分だったらどう答えるか幾度か考えてみたのだが、どんな過去にも戻りたいとは思わなかった。
 
自分にとって、やはり今が最高だからだ。
 
過去に幸せだった時も、地獄のようだった時もあるが、
 
それらのすべての瞬間は経験や想いとして、もしくはそれらを超えたものとして自分の中に息づき、目の前の現実を映し出すことに集約していると思う。
 
だが、過去にどれだけクソみたいな想いをしても、幸せな想いをしても、それよりも最高の瞬間を形作れるのは結局今しかない。
 
そのためにいろんなことを経験してきたのだ。
 
例えばだが、
 
「過去にすごい悲しいことがあったから今もそれを引きずっていて不幸だ」も、
 
「過去にすごい悲しいことがあったからこそ今、自分は幸せだ」も、
 
どちらも成り立つと思う。
 
なぜなら、それは過去によって決定されるものではなく、それを「今の自分がどう捉え、選択するか」だから。
 
そう思わせてくれたのは、自分にとって大切な人たちとの出会いや、山との出会いだ。
 
よりよく生きたいと願いながら、たくさん傷ついたり傷つけたりしてきたと思うし、他の方もそうかもしれないのだが、今はそうやってもがき苦しんできた自分に、本当にありがとうと、言いたい。
 
そんな自分がいなければ、今の自分は確実にないのだから。
 
「今」の自分さえいれば、なんだってできる。
 
どんな瞬間でも、同じものを見て「クソみたいだ」と思うことも、「いやあ、なかなか痺れる面白い展開だ。最高だね。」と思うこともできる。
 
そこに人生でとても大切なことが隠されているのではないかと改めて思った、今日この頃であった。
 
 
{7EE459D4-E390-4E81-8070-577DCDD2AA8B}

以前住んでいたホワイトホースの美しい街並み。ネットで見つけて感動したので思わず保存してしまった。