再出発に向けての装備③ダブルブーツ、ツェルト | ぶるーじょーのブログ ヒマラヤへ直球勝負

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フリーター。25歳。ヒマラヤの8000m峰14座を酸素ボンベなしの単独で登るのが夢です。自然で学んだこと、素敵な人との出会いを通して生きる想いを伝えたい。

【マウンテンブーツ】
・スポルティバ G2 SM
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元々高所登山靴は8000m級の使用ができるオリンポスを持っているので、これさえあればほかのダブルブーツはいらないと考えていたのだが、新しいG2と呼ばれるダブルブーツがあまりにも今回の計画にどストライクで、店頭で試し履きした瞬間これしかないと思ったので、帰宅後イギリスの大手サイトから輸送してもらう形で購入。

どういうことかというと、このG2が6000m~7000m級の登山を目的として作られたダブルブーツでありながら、機動性、機能性を重視している点である。登山家のシモーネ・モーロが8000m峰のガッシャーブルム2で試験的に使用したことから名前がついている。(ガッシャーブルム2=G2 シモーネ・モーロ=SM)

以前トロンパス(5400m)まで、普通の冬期登山用のシングルブーツ、ネパールエボで行ったのだが日中以外は確実に使用限界を超えている寒さだと感じた。なのでできればオリンポスを使いたかった。
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↑ちなみにオリンポスというのはこれ。14サミッター、Dawa Sherpaの画像を拝借。


ただオリンポスは長くつに近い見た目からわかる通り徹底的に極地仕様であり、今回の計画のように村々の間のトレッキング(アンナプルナサーキット)から冬山(トロンピーク)を縦走してさらに目的地のアマダブラムBCまで駆け抜けるのには色んな意味でかさばりすぎる。かといってネパールエボとダブルブーツを両方持って縦走するのは重量的に非現実的だ。

そこで軽くて、足首がよく曲がる運動性があり、そのうえでトロンピーク、アマダブラム両方で使用できる保温力のあるダブルブーツという条件をドンピシャで満たすG2を購入することにした。ゲイターもちょうどいい長さで、トレッキングから高所までこれ一足持っていけば事足りるというのが決め手になった。

ちなみにG2はダイアルでワイヤーを回して靴を縛るBOAシステムというものを高所用ダブルブーツで初めて採用している。通常ダブルブーツというのは名前の通り普通の2倍の時間が着脱にかかる。インナーブーツを着用してからアウターブーツに入れてひもを締め、そのうえでゲイターで覆う。この作業を厳しい条件のテントの中でやるのは面倒で、基本的に7~10分くらいかかることもある。BOAシステムで両足1分以内で、しかもグローブをしていながら着脱できるのもこの靴の大きな魅力だ。

店頭だと税込11万、国内の輸入代理店で88000円。はっきり言って頑張って貯金した私でも少しきつい。なのでネットで外国のサイトを探していたところROCK RUNというイギリスのサイトで、現地価格+割引で6万円ほど、日本への輸送費含めて67000円ほどで購入できることが分かった。国内では詐欺サイトも多いので気をつけねばならないが、このサイトはヨーロッパでもかなり有名なサイトのようなので思い切って購入することにした。また、メールでの質問にもかなり丁寧に担当者が返答してくれたのも決定を後押しした。こんな素晴らしいサイトをもっと早く見つけられなかったのが悔やまれるほどである。ちなみに後日談だが、ほかの物も少し買って、輸送費含めて77000円程の予定だったが、高価だったこともあり日本で関税がかけられ別途7900円支払うはめに・・・それでも日本の最安値より大分お買い得だった。
 
【ツェルト】
・ファイントラック ツェルトⅡ
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アマダブラムと、トレッキング時の軽量化のために購入。ファイントラックのツェルトは他者製品に比べ圧倒的に透湿性に優れていると聞いたので。冬山だとテント拍の一番の問題は結露なので、それを軽減できるものを購入したかった。ツェルト1は少し狭すぎる気がしたため、トレッキング使用時のことも考えⅡを購入。ツェルトで22000円は高すぎるような気もするが、数々の山で結露や蒸れに苦しんできた身としては透湿性という言葉にものすごく弱い。。こちらも試用してからまた書きたい。
 
【ヘッドライト】
・ブラックダイヤモンド ストーム250ルーメン
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新型で光量の大きいものをオークションで購入。もともとこんな明るいライトがいると思わないほうなのだが、今回はルートの情報が限りなくないに等しい西壁に行く上、初日も2日目も未明からスタートする。気休め程度かもしれないが、なるべくルートファインディングの精度を上げるために買った。5000円。
 
・ルミナス ヘッドライト160ルーメン
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これはアマゾンで「ヘッドライト」と検索すれば最上位に出てくる格安ヘッドランプ。160ルーメン(ふつうはこのくらいで十分)で、実物を見てもまあまあしっかりした作りなのにわずか1600円。驚くべき安さである。予備にはもってこいとの判断からポチッた。