子どもの成長において、基礎の部分である
【安心・信頼】
ここが一番大切だと思っている。
夫が【家族解散宣言】した事で、その大切な部分が壊されたと思った。
《両親が離婚するかもしれない》
この事実は、まだ中学生だった子ども達にとっては衝撃的だったに違いなかった。
《この先どうやって生きていけばいいのか》
そう思うはずだ。
そんな不安な気持ちに押し潰されそうになりながら、毎日を過ごすなんて、、、。
とてもじゃないけど、
息子は毎日とてつもないプレッシャーの中で勉強をしているのに、
さらに、家族離散の危機。
話し合いの後、夫は笑っていたが
私は、どうしても許せなかった。
私は夫に言った。
「両親の離婚は、子どもの生存そのものを脅かすものだ。」
「生きていく事そのものが揺らぐような生活では、生きていく事だけに集中せざるを得ない。」
「子どもの前で軽々しく離婚を口にしてもらっては困る。」
離婚したいなら、まずは夫婦で話し合い、その後で決定した事を子どもに話すようにしたい、と申し入れた。
高校受験に向けて毎日頑張って勉強している子ども達の邪魔をしたく無かった。
すると夫はこう言った。
「生きていく事に集中せざるを得ないなら、それでいいではないか。」
「生きていく事に必死になるのが、何故いけないんだ?」
「結局は俺が稼いだ金で生きているんだろう。それに気が付いて、必死になればいい。」
ある意味、夫は間違った事を言っている訳ではないだろう。
だからと言って、正しいとは思わない。
ただ
私の想いとは完全に平行線であり、交わる事は永遠にないと思えた。