マスターTAW中級も終わりに近づいた、
3月のある日のこと。
実家に帰ると、
父が切り出しました。
「お店をたたむ決心をした」と。
えぇ?!なんですって?!

私たちが産まれる前からやっていたお店。
細々とではあったけど、
ラーメン屋(飲食店というのは、ラーメン屋でした)激戦区と言われる、
東京のある街で
両親が35年も続けていることに、誇りを感じ始めていた矢先でした。
それまでは、ラーメン屋というと
油臭いし汚いというイメージ。

しかも
小さい頃
キン肉マンというアニメに
ラーメンマンというのが出てきて、
よくクラスの男子に「ラーメン、ラーメン
」とからかわれたりして、両親の職業に恥ずかしさを感じていました。
でも、
確かに、
周りの飲食店はコロコロ変わっていくのを見てきましたが、
両親のお店は存続していました。
このことだけでも、本当にすごいなぁ、と思います。
事実、
私たちはこのお店があったからこそ、
衣食住が確保され、
まっとうな教育を受けることができたのです。
ほんの数ヶ月前まで、
両親はあと10数年はお店を続ける、
と言っていたはず。
私たち以上にお店に愛着もあるだろうし...。
それなのになぜ・・・??
父いわく、
「損益分岐点を越えたから、いまが潮時だと思った」
それに夢は叶ったから次に行く」
父の夢とは、
①都内に5店舗持つ
②都内にマイホームを持つ
だったのです。(↑父の夢を聞くのは初めてでした
)しかも、
夢が叶ったから次、なんて。
お父さん、かっこいい!!

父の決断はいつも早い!!!
そして、
父の判断にたいがい反対する母ですが・・・
今回は賛成していました。
「お父さんに従う」と。
両親は、長年かけて築いてきたものを、手放す決断をしました。
現実の変化は、
破壊という衝撃が、
始まりの合図でした。
つづく・・・