ニセモノと本物<その1> | FP独立成功術<ファイナンシャルプランナーの独立への軌跡>

FP独立成功術<ファイナンシャルプランナーの独立への軌跡>

資格を取得して、独立したいと考えている方は、現実的にどうやって仕事を得たり、収入を確保するのかがわからない方が多いと思います。そういった方々に、私が歩んできた独立への軌跡について参考にしていただけるのではないかと考えて、このブログを始めることにしました。

今月最終のFP継続教育セミナーは、27日(土)に東京・大阪で同時開催します。






<東京開催>

10/27(土) 「老年学に学ぶ!認知・身体機能低下に対する高齢者のライフプラン」
        講師:村松直哉 10:00~16:00(ライフ6単位)

        詳細・お申込み:株式会社エフピー・リンク
        http://www.fplink.co.jp/training/fpkeizoku/fpkeizoku01.html

<大阪開催>

10/27(土) 「相談業務に欠かせないコミュニケーションスキル」
        講師:岡本美紀 10:00~16:00(FP実務と倫理6単位)

         詳細・お申込み:株式会社エフピー・リンク
         http://www.fplink.co.jp/training/fpkeizoku/fpkeizoku01.html

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※ 空席の情報は主催者に直接お問い合わせください。満席となった場合には
  早期に申込み締め切りとなりますので、ぜひお早めにお申込みください。


どの世界にも「ニセモノ」と「本物」があります。FPの業界も例外では
ありません。「ニセモノ」と「本物」はどちらが多いかといえば、これは
当然「ニセモノ」のほうが圧倒的に多いのです。

「ニセモノ」というのは、「本物」があってこそ存在意義があるわけで
「本物」がないところには「ニセモノ」もありません。ところが、数で勝る
「ニセモノ」が横行することによって、本物を知らない人、それどころか
「ニセモノ」を「本物」であると勘違いする人さえ出てくるのです。

例えば、スーパーで売っている「ししゃも(柳葉魚)」などはほとんどが
「ニセモノ」です。あればカペリンという魚であり、本物の「ししゃも」では
ありません。本物の「ししゃも」とは似て異なるものであり、一度でも
「本物」を食べたことがある人には味がまったく違うのはわかるはずです。
けれども、大多数の人が「本物」を食べたことがありませんから、それが
「ニセモノ」であること自体を知らないわけです。

FPの業界でも、「本物」のししゃもの数は極めて少なく、ほとんどが
「カペリン」という状況になっているような気がします。昔話はあまりしたくは
ありませんが、FP資格の創成期には「本物」が多かったように思います。
「本物」のFPの話は聴いていて面白く、独自性・説得力がありますが、
「ニセモノ」はただFPの教科書に書いてある話をしているだけです。

これでは面白くもおかしくもありません。顧客の側もFPとはそういったものだ
と間違って理解するようになったのでしょう。そのレベルのFPであれば、
何も人間である必要はなく、AIロボットで良いわけです。

大手のスーパーが金にまかせて大量にカペリンを輸入するようになったから
本物の「ししゃも」を知らない人ばかりになってしまったように、FP有資格者を
大量生産するようになったことにより「ニセモノ」のFPばかりになってしまった
ように感じます。

FPを商売をするための道具として考えるのであれば、おそらくAIのほうが
はるかに優秀なアドバイスができるはずです。しかし、人間がプログラムした
ソフトウェアにすぎないもので、本気で「顧客本位の業務運営」ができると
考えているとすれば、それは頭がおかしいとしか言いようがありません。



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