潜在能力と不安<その12> | FP独立成功術<ファイナンシャルプランナーの独立への軌跡>

FP独立成功術<ファイナンシャルプランナーの独立への軌跡>

資格を取得して、独立したいと考えている方は、現実的にどうやって仕事を得たり、収入を確保するのかがわからない方が多いと思います。そういった方々に、私が歩んできた独立への軌跡について参考にしていただけるのではないかと考えて、このブログを始めることにしました。




独立後に窮地に立たされて、何とかそれを乗り切ったとします。
すると、次に同じような場面に遭遇しても、最初の時よりも
不安が軽減されています。状況はまったく同じであっても、
精神的に余裕が生まれるということです。

人間は経験によって成長する生き物ですから、以前の記憶が
あるだけで全然違うのです。「もうダメだ!」と思ったことが、
ダメではなくなるわけです。これは非常に不思議なことです。

これを繰り返していくとどうなるかは想像できると思います。
集団に所属していた時のひ弱な自分から、だんだんとタフに
なっていきます。困難を乗り切れる力がついてくるわけです。
この力こそ、それまで発揮できなかった潜在能力ではないかと
私は思います。

普通の状態では発動されないから、潜在能力なのです。
つまり、普通ではない状態が繰り返されれば、当然今まで
使っていなかった能力が開花するということでしょう。
ですから、独立してやっていくためには、ある意味、窮地に
立たされることが必要なのです。

このように考えてみれば、窮地に立たされることがないように、
十分に準備をして、不安がない状態でスタートしようとするのは
どこかおかしいというのがわかります。これまで集団の中で
やってきた能力だけで、独立しても同じようにやっていけると
考えるのは間違っています。窮地に立たされることにより、
今まで使っていなかった部分が使えるようになるということ
ですね。

生きるか死ぬかの窮地に立たされることは、誰でも怖いのは
当然です。しかし、それを怖れているうちは独立などできませんし、
仮に独立したとしてもすぐにつぶれてしまいます。安全と自由は、
決して両立しません。

ですから、サラリーマンがFPで独立するためには、八方破れ、
やけくそという要素が必要です。これがなければ、結局のところ
「独立ごっこ」で終わってしまう可能性が大です。

普通はなかなかできないと思いますが、必然的にそうなる環境も
存在します。それは何らかの理由で後先考えずに会社を辞めて
しまったか、会社をクビになったという状況です。私自身はそれで
独立をせざるをえない状況になり、以降、20年間なんとか糊口を
しのいでやってきました。



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