人生を左右する大きな決断を迫られるときがあったり、なかったりします。
中学受験は人生を大きく左右するのかというと、それはその人次第ですが、少なくとも今後6年間の人生は左右するわけです。
学校によっては大学まで内部推薦とかで行けたりするので、その場合は今後10年間の人生を左右すると言っても過言ではありません。
そうでない場合は中学入試が終わっても、また大学受験に向けて勉強していくことになるので、それほど大きな差はないかもしれません。
いや、そんなことはない。
学校によって大学進学実績が違うのだから影響は大きいはず。
そんなことを言う人もいますが、大学受験のために塾・予備校に通えば離れ離れになった友人と再会したりします。
塾・予備校メインの生活をすれば、どこの学校に通っているかはそれほど差がないかもしれません。
大学進学をメインに考えた場合、重要なのはどこの塾・予備校を選ぶか、その中でどのクラスに入れるか、どれくらいの偏差値が取れるかということかもしれません。
例えるなら、大阪(梅田)から神戸(三宮)まで行くのに、阪急で行くか、阪神で行くか、それともJRで行くか、あるいは無理やり新幹線を利用するか、というような話です。
一番利用しやすい路線を選ぶか、最短時間で選ぶか、最安料金で選ぶか、それは自由です。
大阪に出るのに阪急を使う人なら最初から阪急で行った方が楽ですね。
そう考えたら塾に通いやすい学校を選ぶという考え方もアリだと思います。
どっちがいいですか?
この時期になるとよくこの質問がきます。
「どっちの学校がいいですか?」と。
2つの学校に合格したけど、どっちに入学するのがいいのかという質問です。
第一志望に合格していたら当然第一志望の学校だろうと普通は思いますね。
でも、それだったらわざわざそんな質問はしてこないはずです。
今までにそういう例がいくつかありました。
「第一志望の学校と第二志望の学校に合格したけど、どっちに行ったらいいですか?」という相談です。
志望順位という考え方を理解していないのか、それとも胸に秘めた思いを隠し続けていたのか、あるいは合格に満足して気がかわってしまったのか。
入試のために学校に行ってみて急に気が変わったりすることもあります。
第一志望校に不合格だった人が悩むのはよくあることです。
第一志望校のことばかり考えてきたのか第二志望・第三志望をけっこう雑に決めていたり、単純に日程順とか偏差値順で決めていたりする人もいます。
偏差値で考えた場合、ややこしいのはコース制の学校ですね。
第二志望の学校は2番目のコースに合格、第三志望の学校は上のコースに合格というパターンです。
より偏差値の高い学校を選んだとしても、それでその人の偏差値が上がるわけではありません。
で、悩んだ末に塾に相談するわけです。
と、ブログを書いていたところに本当に電話が掛かってきました。
「どっちがいいですか?」と。
記事をアップした後で電話が掛かってきたのならタイムリーなネタで済みますが、電話のあとで記事を上げるのはなんか気まずいですね。
繰り上げ合格が来たので、すぐに返事をしないといけないとか。
基本的に私はその質問に対して、「こっちがいい」という答え方はしません。
もちろん個人的にはこっちの学校の方がいいなんていうときもありますが、私の意見はなるべく出さないように気をつけています。
ただ、会話の中で何となく相手がどちらに気持ちが傾いているかを探っていきます。
全然わからないこともあります。
どちらがいいかある程度決まっている場合は「それはいい選択だと思います」と言っておけば問題ありません。
でも、どっちとも言えない場合もあります。
ただ、中学校に通うのはお子さんですから、親が悩んだところで仕方がないと思うのです。
「自分の人生なのですから、自分で決めるべきでは?」
私はだいたいいつもそう言います。
自分で選んだ学校なら、たとえ入ってみて「失敗した!」と思っても親に文句を言うこともないでしょう。
※そういう人はどちらの学校に入っても「失敗した!」と思う可能性が高いです。
背中を押して欲しいという人もいるかもしれませんが、背中を押した人の責任になってしまいます。
自分で決断ができる人は多少失敗してもそれを自力でリカバーできます。
自分の行動や選択に責任を持つことで、責任ある行動や選択が出来るようになるのです。
それが中学受験における最後の試練だと思って、勇気を持って決断しましょう。
あとは自己責任でお願いします。
ちなみに鉄緑会の新中1選抜試験は来週末から始まります。(開講は4月です)
駿台は今週末からです。(開講は3月です)
研伸館も今週末くらいから入学説明会&特別入学試験が始まります。(校舎によります)
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