ヨーロッパのペットボトルでは常識!"cL"とは何の単位?(欧州出張記7) | Prof_Hiroyukiの語学・検定・歴史談義

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欧州出張記としては、国際会議開催は「首都」では少ない?その理由とは。 (ドイツ)に続く第7弾です。


今月の海外出張はどこだったのか・・・

それは置いておきまして、まずはこちらのペットボトルの表示から!


(1)地方空港内で購入したミネラルウオーターです。

Prof_Hiroyukiの語学・歴史談義-cLペットボトル

75clと書かれているのが見えますね。


75cL=750mLと言えばお分かりでしょう。

そう、「センチリットル」という単位なのです。


我が国ではcm(センチメートル)で有名な「センチという接頭辞」は、「100分の1」を意味します。

※単位の接頭辞につきましては、本ブログの英語探訪(No.10:単位kgの"k"ぐらいは小文字で~単位記述の基本) 等を御参考に。


このcL(センチリットル)表示がヨーロッパでの標準

日本でも125mLなどの「端数」の容器は少ないので、センチリットル表示でも慣れれば問題はなさそうですね。


(2)それと、大文字か小文字か・・・についてです

接頭辞「センチ」はもちろん小文字ですが、リットルも「人名由来」ではないために本来は小文字が原則でした。

ただ、「小文字のエル」はアラビア数字の「1」と紛らわしいため、1979年以降は「大文字でも小文字でも良い」という風になっています。


(3)もちろん、1リットル以上の容器は日欧同じく「~リットル」。

この画像を御覧下さい。

Prof_Hiroyukiの語学・歴史談義-3L
3Lと書いてあり、300cLでも3000mLでもありません。

これには違和感は無いのですが、容量の規格自体は日本では見られないものです。


確かに商店から運ぶのには少々重うございましたが、日本でもこのサイズがあれば・・・夏には困らない様な気も致します。