英語探訪No.16(英語アクセントの不規則性は語尾から語頭への"移動度"に差が有ったため)http://ameblo.jp/prof-hiroyuki/entry-10722347470.html の続きです。
英語という言語は、「アクセント問題」なるものが「センター試験などの入学試験で出題されるほど」アクセントの規則性に乏しい・・・というのがここ数回の話題です。
そして、その対処法(問題対策)としてNo.16http://ameblo.jp/prof-hiroyuki/entry-10722347470.html では「1つ目」を挙げております。纏めて再掲しますと・・・
アクセント問題対処法その1:
アクセント位置と接尾辞との関係を徹底的に暗記する!
前回の主張は「フランス語単語が英語に導入された時、本来の語末アクセントが前の方に移動した」という事でした。前の方に移動したので、「~音節前にアクセントが存在する。」という主張が出来るのです!
気を付けなくてはならないのは、これが「フランス語等のラテン語由来の言語またはそれを真似て作った造語」のみに適用できるという点です。しかしながら、英語は外来語が6割、そしてその多くはフランス語由来であるので非常に有効な方法ではあります。「長い」単語というのも目安になります。
難点としましては、覚えなくてはならない接尾辞のルールが多過ぎるという事です。
私も中学生の頃(凄い昔)は記憶力も有りましたので、
・-er比較級とmore比較級の区別(中学生の時に暗記したのは、英語探訪No.13http://ameblo.jp/prof-hiroyuki/entry-10705368285.html の前バージョン)
・目的語に「to不定詞」を取る動詞と「動名詞」を取る動詞の区別(ここでは未発表)
の2つは丸暗記しました。確かに上の2種類は大体を把握するだけでも英語の活用能力に差が出ます。
しかし、さすがに「語尾とアクセント位置の表」(いくらでも出回っているので探してみて下さい。御興味が有ればの話ですが・・・)は見てうんざり。
「覚えるぐらいなら新単語を覚える際に注意しよう。」と思ってしまったのです。
会得しなかった結果、高等学校以降の英語では(そこで間違えるので)満点を取る事が殆ど出来なくなってしまいました。大学入試でアクセント問題が出されるため、模擬試験や定期試験での出題はやむなしという事なのでしょうね。
では、何の手だても無いのでしょうか?
いえいえ、次の様な「便法」も有ります。
アクセント問題対処法その2:
分綴(ぶんてつ)をした結果、「子音字」+「母音」+「rを除く子音」のところが有力!
例:particular → par・tic・u・lar → par・tic・u・lar
として、ウィキ(Web上の百科事典)などにも掲載されています。
この方法の難点は2つ:
(1)分綴自体は難しい (2)完璧と言うほどの的中率はない(センター試験過去問で調査)
但し(1)につきましては、試験形式によっては分綴が予め成されていて「選択」させる場合も多い事から難点とまでは言えないでしょう。いざという時の裏技としては知っておいて良いかもしれません。(つづく)