少し間が空いてしまいました。
在宅医療に命の半分ぐらいを捧げている
いや3分の1ぐらいかな
あらいぐまです。
今回は、私が入会している
日本在宅薬学会について少しお話します。
え~
この日本在宅薬学会ですが、
読んで字のごとく
在宅医療における薬剤師のあり方を考えていこう
という学会です。
巷では、薬剤師によるバイタルチェックを行う学会と
認識されている感があります。
そんな学会に所属して2年目の私ですが、
先日、バイタルサイン講習会を実施するための資格
エヴァンジェリスト講習を受講してきました。
エヴァンジェリストとはなんぞや?
と思う方もいらっしゃると思うのでWikiより一部抜粋
キリスト教における伝道者のこと
ものごとを分かりやすく伝える人のこと
日本在宅薬学会においては、
日本在宅薬学会の理念や想いを
バイタルサイン講習会という場で、
しっかり伝えていける人になりましたという認定資格です。
最近では薬剤師会の講習や大学の薬学教育に、
バイタルサイン講習が取り入れられてきています。
ここでいうバイタルサイン講習は手技を学ぶことです。
薬剤師の職能拡大ということだけ見れば、
まぁ~薬剤師も変わろうとしているんだなと
喜ばしい気持ちになりますが、
いかんせん、
今、流行ってるから習得しておかなきゃ!とか
回りに差をつけたいからやっておこう!!など
バイタルサインチェックを
何故するのか?
という大事な部分が抜けている方が多いのが現状です。
まぁこれは、
講習会で手技指導しかしないことが
いけないのですが・・・。
っで、日本在宅薬学会に戻りますが
誰でも受けれるバイタルサイン講習会の受講料
これが27000円也
え~とんでもない値段です。
一般家庭のお父さんの月のお小遣いが吹っ飛びます。
そして、参加したらしたで5時間軟禁されます(笑)
(うち休憩時間は15分のみ)
時間当たりでみると
5700円/1Hの講習会というわけです
薬剤師の一般的な時給が
約2000円なので
薬剤師やっててもちょっと高いなと思うかもしれません
そこで、とっつきやすくする情報を少し
まず、参加すると聴診器と数冊の書籍がもらえます。
この聴診器およそ8000円
書籍が全部でおよそ3000円
計11000円
ということは
講習費自体は約15000円です。
時間当たりに直せば
3200円/1Hの講習ってことですね
さて、これだけのお金を払う価値があるのか?
というところですが、
私はエヴァンジェリストという認定資格を
取るまでにいたっているので、
価値があります!
と言います(笑)
これだと信用ならないと思うので、
他のバイタルサイン講習会との違いのお話を1つ(友人談)
とあるバイタルサイン講習会に参加したんだけど、
この時は講師の方の説明を受けた後、
練習用の聴診器を借りて、
フィジコという聴診トレーニング用の人形相手に聴診をする。
その日は、バイタルサインチェックのやり方分かった。
明日、みんなに自慢しよ(笑)
なんて思い家に帰ったんだけど、
何も残ってないんだよね
じゃあ、やるために聴診器買おうとか
血圧計買おうとかにはならないんだよね・・・。
だそうです
まぁ、通常の薬剤師業務で
今まで使っていなかったし、なくても業務は出来るので
わざわざ買うというのは、
本当に興味を持つか必要に迫られないと
実行できないと思います。
先にも書きましたが日本在宅薬学会の
バイタルサイン講習では聴診器が強制的に付いてきます。
つまり、その日からやろうと思えばバイタルサインチェックが
出来るということです。
いや~強制的に
一歩踏み出す様になっているんです
これだけでも他とは違うと思います。
ただし、
手技が出来るようになった
これは、日本在宅薬学会の本質ではないんです
もちろん受講すれば誰でも出来る様になります
どうして薬剤師がバイタルサインチェックをするのか
なぜバイタルサインチェックが必要なのか
そういった部分を学びます。
因みに、私は受講して良かったなと思っています。
ずっと、在宅医療やってきていたので
聴診器やら血圧計やらSPO2測定器やらを
個人的に購入して往診医に教わりながら
やってましたけど
その時は患者さんのためというよりは
往診医のお手伝いをして役に立とう
っていう思いが強かったと思います。
薬剤師は薬のプロとしてやることがある!
やらねばならぬことがある!!
そんなことを日本在宅薬学会で学ばせて頂きました。
あと、在宅医療に携わっている人たちと出会えるのが
かなり大きな財産になりました!
もうなんか、カードゲーム出来るんじゃないかぐらいの
名刺頂きました。
興味を持ちましたら受講してみてください
詳しくはコチラ→日本在宅薬学会
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