薬剤師によるバイタルサインチェック、フィジカルアセスメント | 薬剤師の在宅医療奮闘記

薬剤師の在宅医療奮闘記

患者さんを助けるのは医師、看護師やケアマネージャーだけではありません。
薬物治療の担い手、薬剤師の活動を報告します。

今回は、賛否両論

薬剤師による

バイタルサインチェック
フィジカルアセスメント


昔から薬剤師は患者さんに触れてはいけないと言われてきました。
薬屋さんなのに湿布貼ったり、塗薬ぬっちゃいけないの?
と、
ずっと疑問に思ってました。



その為、薬剤師がバイタルサインチェックや
フィジカルアセスメントをしようものなら

方々の関係者様達から非難轟々でした!


しかし、


医政発第 0726005 号 平成17年7月26日

を見る限り、

バイタルサインチェックもフィジカルアセスメントも

特に問題ないということになります。
拡大解釈と言われることもありますが・・・。



もちろん薬剤師なので診察、診断は出来ないですけど
調剤した薬が効いているのかどうかを
確認することは出来ます。



最近は、薬学部のカリキュラムに
バイタルサインチェックやフィジカルアセスメントが
取り入れられてきて、

当たり前にやること!という風潮に・・・

そんな最中、バイタルサインチェックを学ぶことが出来る

日本在宅薬学会

が、数年前に設立され
バイタルサイン講習会の
受講者数は2000人を超えました!!


バイタルサイン講習


教材はコチラ

現在、全国におよそ30万人の有資格者がいます。
その中で、病院や薬局に勤めている薬剤師が

およそ20万人


つまり全体の1%が受講していることになります。

これが多いと判断するのか少ないと判断するのか
難しいところですが、

医師依存の医療業界が薬物治療の部分については

薬剤師が活躍すべきだ!

と、思う薬剤師が増えてきているのは確かだと思います。

医師不足・・・

看護師不足・・・・

介護者不足・・・・・


この問題を解決するには、
ただ、医師からの指示に従って
薬を調剤する薬剤師から

薬剤師は薬物治療のプロという自覚をもって
積極的に薬物治療に参加することが必要です。

調剤した効能効果を判断するには
バイタルサインチェックや
フィジカルアセスメントの情報が必須です。


是非トライしてみましょう!!


バイタルサインやフィジカルアセスメントを学ぶには

日本在宅薬学会の講習や看護師向けの書籍などを
利用すると良いと思います。

参考書籍などについては、後日追記します。

http://blog.with2.net/link.php?1635376