今日は、先週に続いてフロントブレーキのキャリパーピストンとシールを交換した。

昨年ブレーキ周りを点検した時にフロントのキャリパーピストンにサビが多く出ているのに気が付いた。
錆というより腐食っていう感じなので、そのままにしておくとキャリパー内部にまで進行しそうだった。

じきに交換ようと思って部品は揃えておいたが、きっかけが無くて作業出来ずにいた。

今回、車検に備えてブレーキフルードを自分で交換する気になったので、同時に作業することにした。
ブレーキホースも一緒にやりたかったけど、こちらは予算の関係でまた次の機会にした。


ウマ掛けしてから、ホイールを外して作業開始。
イメージ 1


フロントブレーキのパッドとディスクローターは、1年前に新品にしたばかりなんだけど、
早くもサビが出始めてきて、それなりの外見になってしまった。





まずは左側のブレーキから作業した。


キャリパー取り外し
ブレーキホースをクランプで止めてから、ホースの接続ボルトを外し、
BFの漏れを手早く処理してキャリパーを車体から取り外した。

取り外したキャリパーと交換部品。もう後戻りは出来なくなった。
イメージ 2


ピストンを取り外したところ。
イメージ 3

ピストン取出しは、暴発しないように注意しながら、圧搾空気を少しづつ入れて慎重に抜きとった。
自分は、暴発防止用にかい物を入れてからウエスで全体を包むなどして作業した。

ピストンとシール類を取り外したら、シリンダー内部の点検と清掃をした
左シリンダー内部の状態は割と良かったので安心したが、歯ブラシなどできれいに掃除しておいた。

新しいピストンは社外品なので、シール類を付ける前にシリンダーへ入れてみてサイズを確認した。
シリンダーにピストンを入れるとピストンクリアランスがかなり有るようでスルっと入った。

だいたい0.1ミリ近くクリアランスが有るように感じた。
念のために古いピストンも入れてみたが、同じ感じだったので安心した。


シール類の組み付け。

ピストンシールの向きに方向性は無いようで、試しにシールの向きを入れ替えて見たが、
どちらもピストンシールはシリンダーの奥の方が高めに組めるようになっていた。

ダストシールはブーツと一体なので、ちょっとコツがいるが無難に組めた。
先にピストンにダストシールを被せてからキャリパーにセットした。

ピストンは手の力だけでスムーズに奥まで入ってくれた。
シールやピストンの取り付けは付属のグリスを適宜使用した。

新品のピストン・キャリパーシール・ダストシールで組み直したところ。
イメージ 4


キャリパーを車体に取り付けて配管を済ませたら、そのまますぐにエア抜きした。

なるべくブレーキラインにエアが入ったままにしたくなかったので、さっさとエアを吐き出させる。
まさかとは思うけど、もしABSにエアが噛んだらかなり面倒くさいことになりそうだから。


リザーバータンクのBFが少し茶色い。交換してから2年と12000キロ走行した。
イメージ 5

エア抜きの前に、古いBFをオイル差しで吸い取ってから新しいのを入れておいた。


エア抜きとBF交換

ABS車のエア抜きとBF交換は初めだったので、この作業が一番心配だった。
ディーラーのメカニックさんから聞いたとおりにエンジンは掛けずに行った。
念のためキーも抜いておいた。

それとリザーブタンクは絶対に空にしないようにして作業した。


今回はウチの「連れ」にエア抜きを手伝ってもらった。
メカとは無縁の人に手伝ってもらうので、念のためにワンウェイバルブ付きボトルを買って作業した。

それでも最初は「踏んで~」「離して~」って声を掛けながら、ごく普通にエア抜きしていたが、
途中からワンウェイバルブの動作が分かってきたので、ペダルを踏むだけのやり方に切り替えた。

作業を進めていくうちにエアが混ざっていないキレイなBFが出るようになったので、
ブリーダーバルブを締めてブレーキペダルのタッチを点検した。
ペダルのタッチは作業前と変わらなかったので、とりあえず左側キャリパーの作業を終わらせた。


このエア抜きの道具、2600円ほどしたが、優れものだった。

コツはブリードバルブを一度緩めてから軽く閉めなおし、
そこから6分の1回転ぐらい緩めたところを保ってエア抜きを始めると、
ブリードバルブのネジからエアが入りにくくて上手くいくようだ。

謳い文句どおり、最初から一人でエア抜きも可能だった。





次は、右側キャリパーの修理を始めた。

右側キャリパーは、ピストンを外してみると左側より状態が悪かった。
ピストンシールとダストカバーの溝のあたりにサビやゴミがかなり多く付いていた。

古歯ブラシだけではキレイにならないので、結局、細いアルミの棒などで丁寧に掃除した。
キャリパー本体は鉄で出来てたので、度を越さなければアルミでも問題はないと思う。
シリンダー壁は歯ブラシで磨くだけにした。


右側も組み直しが終わったらすぐにエア抜きをした。
こちらは、運転席からエアの出具合が見えたので、一人でエア抜きをした。

その後、再び左側キャリパーのエア抜きをしたがエアは出なかったので、
フロントブレーキのエア抜きを終わらせた。

そして、ブレーキを少し強めに踏んで硬さが作業前と変わっていないことを確認した。
最後にキャリパーを左右ともサポートマウントから外してシール周りなどのBF漏れを点検しておいた。



交換したピストン。
イメージ 6

中まではさびていなかったけど、パッドとの当たり面は錆でデコボコだった。


フローティングピン(スライダーボルト)のブーツは現状でも良好だったので交換しなかった。
フローティングピンの方は4本とも亜鉛メッキが剥がれた程度なのでまだ使えそうだから、
それらが駄目になってきたら一緒に交換しようと思ってる。





フロント修理で勢いがついたので、欲張ってリヤのBFも入れ替えた。
イメージ 7

セオリーから言えばマスターシリンダーから一番遠いキャリパーから始めるんだろうけど、
マスターシリンダーはタンデム式だし、エアも吸わせていないから問題はないと思う。

リヤの方は両方ともエアは噛んでないので比較的早くキレイなBFが出てきた。
頃合いを見てブリードバルブを締め、ペダルのタッチを確認してからリヤの作業を終らせた。


BFは、全部でだいたい500mlぐらい使用した。
(キャリパー1個につきリザーブタンク1~1.5杯ほど使用した)
自分は、銘柄の違うBFが混ざるのはイヤな主義なので、割高なマツダ純正を用意して使用した。
最悪、エア抜きで失敗した時はマツダのディーラーでやり直してもらうつもりでいたし。


その後、気をつけて試運転をしてみたが、止まらないなんてことも無くて、結果は良好だった。

エンジンを掛けるとブースターが効いて、ペダルのストロークが増えて硬さが変わったが、
作業前に運転していた時と比べてもタッチは変わっていなかったので、作業を終わらせることにした。





これで大丈夫だとは思うけど、しばらく乗ってから再びフロントブレーキを点検して見るつもり。
一緒に、キャリパー類の塗装もやりたいと思ってる。

単車のNSRのキャリパーなら対向4ポッドでも迷うことなくOH出来るんだけど、
ABS付きの車なんて今までいじったことが無かったので正直なところビク付きながらの作業だった。


ウマ掛けしたので、本当はLLCも交換したかったけど、今回は見送ることにした。
素人作業なので、手間は掛かっても少しずつ確実にやっていこうと思っている。


道具と部品代

マルハモータ- フロントキャリパーピストン2個 7600円
セイケン フロントキャリパー用シールキット   2500円
ブレーキホース用ガスケットワッシャー4枚     400円
マツダ純正BF1リットル            2300円

ストレート ブレーキブリーダーボトル      2600円
ホースクランプ                  800円

ほとんどの部品は昨年のうちに用意しておいたので、今回の出費はBFと道具代だった。
今回の作業の出費は、送料も含めると18000円位だったと思う。

車検時にBFを交換してもらうだけなら6000円位だと思うので結構な出費になったけど、
ピストン交換を含めた本格的なOHが出来たので満足している。