題名の通りクラッチ操作を軽くするためにクラッチレリーズを交換した。

NSRのクラッチって意外と重いので以前から変えてみたいと思っていた。

この部品はエンジン下部についているので交換には結構手間がかかりました。

 

購入・用意した部品

大阪のT2レーシング製オリジナル部品 3点。

1 T2製クラッチレリーズ

2 T2製クラッチワイヤーステー(乾式クラッチ用)

3 T2製クラッチワイヤー

クラッチワイヤーは現状でも不具合はないので交換しなくてもよかったが同時に購入しておいた。

費用は合計で23000円ほどだった。

 

↓クラッチレリーズ 左 純正 右 T2レーシング製 純正よりレバー比が大きいです。

NSRのエンジンはこの部品がエンジンの下側から差し込まれています。

 

 

交換作業

1 ギアオイルと冷却水を抜いてから右エンジンカバーを取り外す。

2 左側のマフラーを外す。

3 クラッチスプリング&ボルトを一式取り外す。

4 クラッチプレッシャー板を外す。

5 クラッチ中心軸内にある ボール、押さえ具、ロッド、を取り外す

6 左エンジンカバーを外し、クラッチレリーズの固定ボルトとワッシャーを外す

7 新しいクラッチレリーズと交換し各部にグリスを塗りながら逆手順で組み直す

 

ガスケットは分解中に切れてしまったので新品にした。

ギアオイルはモチュールのギア用10w30相当品にした。

 

写真はクラッチ一式を取り外した状態。ここまで外す必要はないのだけど

作業中にゴミを変なところに落としてしまったのでクラッチを分解して取り出した。

88のトランスミッションは一応ドライサンプなので、ゴミで詰まるようなことが無いようにしないとね。

 

↓グリスをつけて取り付けたT2製クラッチレリーズ

 

クラッチワイヤー調整

最初は今まで使用していた純正ワイヤーをそのまま使用するつもりでいたが、

調整しろがギリギリだったのでT2製クラッチワイヤーに交換した。

どちらのワイヤーも張り気味というよりたるみ気味になりやすいようだ。

但しT2製クラッチワイヤーステーをエンジンカバー右に取り付ける時にワッシャーを数枚挟んで組めばそのワッシャーの厚み分だけワイヤーの調整しろが増えると思う。

 

↓取り付け調整が終わったクラッチワイヤーと乾式クラッチワイヤーステー

 

完成後のクラッチレバー

予想以上に軽くなったので驚いている、

現在のクラッチスプリングはノーマル品をつけているが、

この軽さなら強化スプリングにしてもそれほど重くならないと思う。

 

今回の部品はチタン製ってことで高価であり、ある意味で賭けの気分で購入したが、予想以上にクラッチが軽くなり運転もしやすくなったのでとても満足してます。

昨年秋のクランクOH以来T2レーシングさんの製品を使用するようになったけど、

どの製品もNSRを維持する上で有れば良いと思うものばかりで本当に助かってます