今日はダンパーを交換しました。

 

まずはリヤから

 

写真はアッパー側をバラしたところです。

リヤダンパーはリヤの荷物スペースの両脇に点検蓋があるので、それをマイナスドライバーで外す。点検蓋を取ればダンパーのナットが見えるので、ダンパーのロッドを5ミリのスパナで回り止めをしながらメガネやスパナで取り外す。

それから車体下に潜って下側のボルトを17ミリのレンチで外せばダンパーを車体から取り出せる。

 

組み立てはその逆を行う。

リヤダンパーはジャッキアップ無し&ホイールを付けたままでも取り外せたが、組み立ての時は新しいダンパーが微妙に太いため傷をつけないように車体をジャッキで少し持ち上げてダンパーを組付けた。

 

締め付けトルクは上のナットは50Nぐらい、下のボルトは90Nほどで締め付け。

リヤの作業時間はだいたい30分位で終了。

 

 

フロント側

 

フロント側の作業はジャッキアップから始めた

まずサイドブレーキをかけてリアタイヤに車止めをかませた。次にエンジン後方のメインフレームの中央部にフロアジャッキを当ててジャッキアップしてから前側の2か所にウマを掛けた。(安全のためフロアジャッキはそのままにしておいた)今回はリアは持ち上げずにそのまま作業した。

 

写真はナットを外してアッパーマウント(ストッパフロントストラットリバウンド)を外したところ。

 

ストッパフロントストラットリバウンドの脱着用に、17ミリの王冠ソケットに柄を溶接して特工を作った。この工具だとダンパーロットを6角棒レンチで回り止めしながらナットを脱着できるので便利である。

 

 

次はロアケースを外してゆく。写真はダンパーのロアケース部分。

1 白矢印・ブレーキホースの固定ボルトを12ミリのレンチで取り外す。

 

2 赤矢印・ナックルのセンサー本体を10ミリのレンチで外す。

 

3 黄矢印・センサーコードのクリップを取り外す。クリップは裏側の爪をラジオペンチなどで挟むと簡単に外せる

 

4 ダンパーのロワーケースの取り付けボルト2本を17ミリのメガネレンチ二本を使って取り外せばセンサーコードは付いたままだがクッションユニットは車体から取り出すことが出来る(念のためナックル下にジャッキや適当な台を置いて作業した)

 

5 青矢印・センサーコードのクリップをロアケースの内側からラジオペンチで外せばクッションユニットが車体から完全に取り出せる。

 

ごそっと外れました

 

ダンパーの組み換え

スプリングコンプレッサーを使ってクッションユニットを組み替えて行く。

劣化しやすいゴム部品などは予め新品部品を買っておいたのだが、取り外した部品と新品部品を比べてみると殆ど劣化はみられなかった。黄矢印のストラットサポートも十分再使用できそうだったが、微妙に傾くように変形していたので念の為交換した。

ナット類も再利用可能な状態だったが念のため交換しておいた。

尚、フロントダンパーには右左向きがあるので間違えないようにした。

 

新しいダンパーが車体に付きました

ネジの締め付けトルク

ダンパーロッドのナットは下50N、上40Nで締め付けた。

ロアケースの取り付けボルトとナット2本は各90N、

各ナットは締め忘れ対策として締め付け確認後にペイントした。

 

ホイールを規定トルクで組み付けてから車体をウマから降ろし、スタビライザーのナットを50N強で本締めして作業完了。

 

試運転

近所の道を走行してみたが特に問題は無く快調に走ってくれたので、そのまま首都高に乗って横浜まで走ってみた。

横羽線の路面ジョイントも無難にいなしてフラットライドな感じで走ってくれた。特に高速域の安定性が向上していると感じました。

 

車高は全くいじってないので外観は変わってない。

経験上、足回りを交換した直後は乗り心地が柔らかくなる感じがあるので、感想はもう暫く走ってから追記してみたいと思う。

 

最後に購入したパーツ類の部番

部品バラ図

クッションユニットアッセンプリは下から14のナットまで、

構造的には、車体の板を5と7の部品で挟んで車体に取り付けている。

 

作業日 2025.4.20 オド21775Km 

作業時間 リヤ30分 フロント3時間

 

2025年4月20日

アッパーマウント(ストッパフロントストラットリバウンド)を新品に交換した。

交換後、乗り心地が良くなった感じがしている。