行列のできる法律相談所:痴漢を疑われたら、どうしたら良いか?(20160320) | モンタナの本日も絶不調!??!

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今回の相談者はお笑いトリオ・パンサーの向井慧氏と尾形貴弘氏の2人。
 
6年前、ライブの仕事があり、会場に電車で向かっていたが、その時に向井氏は隣に座っていた女Aに痴漢を疑われてしまう。女Aは「次の駅で降りて一緒に駅員室に来てもらう。」と言われるも向井氏は応じなかった。
 
そして、女Aの要求を只管無視し続け、ライブ会場の最寄りの駅で電車を降りた。しかし、今度は尾形氏が女Aに「こいつ、痴漢です!」と叫ばれ、自分を痴漢に捏ち上げられてしまう。だが、同じ電車の乗客の証言により向井氏も尾形氏も事無きを得た。
 
しかし、このようにありもしない痴漢を疑われてしまった場合はどう対処すればよいのか?
 
 
 
北村弁護士の見解:立ち去る
 
「誰が考えても誰が聞いても、この被害者女性の言うことは信用できないですよね。本当にやっていないのであれば、立ち去る、もっと言えば逮捕される前に全速力で走って逃げるしかない。」

-大渕弁護士の補足に対し-
「最小限の力で振り払わなければならないので、難しいですよね。」
 
菊地弁護士の見解:立ち去る
 
「本当にやってなければ、その場に留まらなければいけない義務はないんです。真相解明に協力してあげる義務さえないです。やってないんですから。向井さんが無視されてたとかね。それは正しい判断だったと思います。で、中にはですね、痴漢をでっちあげて示談金を取ろうと、そういうようなケースもありますんで、是非注意していただきたいと思います。」
 
本村弁護士の見解:立ち去る
 
「一般の方が一番おかしやすい間違いは、自分はやってないと言うことを分かってもらおうとして現場に留まり、時間を費やし、結果的にドンドン自分がその事件に巻き込まれてしまう。これが一番怖いんですよ。逃げるということは決して悪いことではありません。自分の身を守るための行動です。やましいところがあるから逃げるのではないんです。今、自分の身に降りかかろうとしている、とんでもない災難から逃げるんです。」
 
北村・菊地・本村弁護士の見解は合理的。自分が無実なら真相解明に付き合う必要などあるわけがない。災難から身を守るにはやはり逃げるほかない。菊地弁護士が指摘している示談金の件だが、8年前の2008年2月に当時甲南大生であった男Mと無職の女Sが痴漢を捏ち上げてK氏から示談金を巻き上げようとした事件があった。これは被害者の心情は察するに余りある事件である。一番良いのは満員電車に乗らないようにすることだと考えられるが、都会、特に、首都圏や大阪等をはじめとする政令指定都市等の通勤電車は満員電車になるため、気を付けなければならないのは言うまでもない。
 
大渕弁護士の見解:弁護士に連絡
 
「立ち去ることもできない場合も十分考えられますので、弁護士に落ち着いて電話をすると、
そうするとすぐに駆けつけてくれることもありますし、駆けつけてくれなくても、適切なアドバイスをしてくれるので、落ち着くことが出来るし、非常に良い方法だと思います。」

-宮迫博之氏の「逃げ切れればいいが、追いかけられて捕まることもあるのでは?」
という意見に対し-

「羽交い絞めにされた時に思いっきり振り払うと、暴行罪になる可能性もあります。」
 
大渕弁護士の見解の方法は立ち去ることが出来ない場合は考慮すべき方法だろう。しかし、本件では兎も角、全速力で逃げること、これが最優先であると考えるべきだろう。それが不可能であるといったどうしても止むを得ない場合に限り、この方法を取るべきだろう。それにしても痴漢はほとほと厄介な犯罪である。加害者からすれば冤罪、被害者からすれば泣き寝入りが発生し易い犯罪であるために自分も普段から注意せねばと痛感させられるばかりである。