映画 マージンコール | 公認会計士 野田弘子の会計と経営の話し

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マージンコールという映画があります。アメリカ、2011年製作。

リーマンブラザーズをモデルにしたと思われる金融破たんの際の金融機関の1日を描いた作品です。演技達者な皆さんが淡々としかも臨場感あふれる場面を作り出しています。

問題発見した若手の金融マン。レポートライン上の上司が次々に現れてくる。最後にとうとう、ヘリコプターで登場する会長役にはジェレミー・アイアンズ、いかにもこういう人が言いそうなセリフがうまい。“赤ちゃんにでもわかるように説明してくれよ”・・・(だったと思うが)

困難な状況で最後まで戦うケヴィン・スペイシー。自分たちの決断が巻き起こすであろう世界的な混乱が頭によぎる。無力感。実は孤独な生活で心の支えは老犬だけ。

あのデミ・ムーア様がリスク管理責任者に見えるところがすごい。

メンタリストのサイモン・ベーカーもご登場。いかにも冷酷な会長のお気に入り役はぴったりです。

その他、莫大な収入を得ていることを一生懸命自分の中で正当化しようとする若手の金融マンや、自分のことで精一杯の新入社員の役に至るまで、”こういう人いるいる“と思わせる役作り、セリフ。

お薦めです。