弊社は毎月(できるだけ)1回、会計業界の皆様と勉強会を実施しておりますが、12月は懇親会も兼ねて拡大版で開催しました。
今回は山一証券、三和総研等を経て、現在株式会社ナディア代表として“真の株主尊重経営”を説き、いい株主・いい経営の実現を目指して活動をなさっている 松山英明先生に講師をお願いしました。
松山先生は、アメリカ経営協会が出版した1963年に出版し1967年に日本でも翻訳が出版された“株主関係管理”という書籍に感銘を受け、絶版になっていたものを自費出版されたという熱いお気持ちをお持ちの方です。
会社は誰ものか?という議論が沸騰したこともありましたが、そもそも会社を単なる短期投資の対象としか考えない株主を前提とすること自体が問題ではないでしょうか?
資本主義経済を支える真の株主は、会社を知り、会社の経営に関心を持ち、長期で投資する。そんな株主の質こそが経営の質を決める。
今、世界で最も影響力のある公的年金運用期間が関心を持っているのは、投資企業の短期の財務数値ではない。
E environment
S social
G governance
である。
等々、大変意義深いお話をお聞きすることができました。
資本主義社会は高度な倫理観を前提としているのではないでしょうか?
改めてそう思った次第です。