マイティ井上 個性豊かなリングガイたち | プロレスの素

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プロレス・格闘技についての独り言、自分の素(もと)、在りのままに感じたことを書き綴るブログです。

巣鴨の闘道館で行われたスペシャルトークイベントに、参加してきました。

 

午後2時から3時間、とても濃密で、素晴らしいイベントでした。



 今回のイベントは、井上さんに全日本時代のゆかりのある日本人、外国人レスラーを語って頂くもの。


気さくで、はっきりした口調で楽しめました。

 

 

ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田、三沢光晴、スタンハンセン、ブルーザーブロディ、ドリーファンクジュニア、テリーファンク、ミルマスカラス、ザ・デストロイヤーら(※)、和製マットの魔術師の「交友歴」から繰り出されるレスラーたちの秘話は"必聴、必見"だ。

 ※(注)トークイベントで語られるレスラーは10人程度を予定しています。

 

井上と親交が深いアンドレザジャイアント、移籍直後蔵前で対決したミルマスカラスの「語り」は決定!

 

※9/24追加情報:マイティ井上さんが語るリングガイたち。ブルーザーブロディとジプシージョー、決定しました。

 

※10/4追加情報:マイティ井上さんが語るリングガイたち。スタンハンセン、テリーファンク。決定しました。

 

※10/9追加情報:マイティ井上さんが語るリングガイたち。馬場、鶴田、アジアタッグパートナー、対戦相手を追加。

 

井上さんは、現在宮崎県、都城市に在住。

 

このイベントだけでなく、いくつかインタビューを兼ねて上京されたそうです。



久々に井上さんを見ましたが、杖をつかれていて、体調はあまりよくなさそうでした。

 

ただ、頭はしっかりしていて、辛口なコメントは健在。

 

MCのパニコXXさんとの息はピッタリで、程よく中和されていました。

 

リングガイに加えて、試合映像も流されました。

 

三沢、ミル・マスカラスとのシングル、浜口とのタッグで極道コンビからアジアタッグを奪取した試合も流れました。

 

後者の試合で巻かれたアジアタッグベルトは、現在馬場さんの肖像権を管理しているH.J.T.Productionからレンタル。


重厚そうな木箱で保管されています。







期間限定で、闘道館で展示されています。

 

【アジアタッグチャンピオンベルトベルト特別展示】

展示期間:11月1日(水)~11月6日(月)まで

 

1955年11月、日本プロレス・力道山時代の「アジア選手権大会」がそのルーツで、1966年12月、初のプロレス開催となる東京・日本武道館で、「王者の証」がこれまでのトロフィーからチャンピオンベルトとなった。

全日本プロレスでは 1976年3月、韓国ソウルでの王座決定戦で、グレート小鹿&大熊元司組が王者となり、以降は、インタータッグに続くタッグベルトとして全日本プロレスに定着する。

三沢、川田、冬木、小橋、天龍源一郎、渕正信、大仁田厚といった全日本所属。

出身レスラーがその腰にベルトを巻いている。

2019年6月を最後にベルトは現在のものにリニューアルされたが、現在もアジアタッグタイトルは、全日本のみならず他団体でも、タイトル戦線で独特のスパイスを利かせる役割を果たしている。

 

この日、机に並べられましたが、間近で見ると歴史を感じます。

 

最後、このイベントに来場された来賓が紹介されました。

 

まずは、国際プロレス時代の同僚、高杉正彦さん。



そして、ビックリしたのは、全日本プロレス中継で実況された、倉持隆夫さん。



司会者にマイクを向けられると、涙で言葉を詰まらせていたのが印象的でした。

 

「アナウンサーは、リングに上がってはいけないんです。レスラーはそれくらい、神の存在なんです。そのことを原プロデューサーから叩きこまれました」

 

現役を終えた井上さんを、今もって神の存在として尊敬する姿勢がとても印象的でした。

 

振り返ると、国際プロレスに解散前まで所属したレスラーで、存命なのは、アニマル浜口、寺西勇、若松市政、高杉正彦、アポロ菅原くらいでしょうか。


大半が鬼籍に入られて、国際プロレスを語れる方も随分、少なくなりました。

 

それだけに、今回のイベントはとても貴重でした。


3連休の最終日にも関わらず、たくさんの熱心なファンが集まっていました。

 

目視でざっと、50人くらいでしょうか。

 

74歳と高齢ながら、3時間ぶっ続けで登壇された井上さん、これからもお元気でいてほしいです。