プロレスの素

プロレスの素

プロレス・格闘技についての独り言、自分の素(もと)、在りのままに感じたことを書き綴るブログです。

久々に痺れる試合を見ました。


武尊の引退試合と銘打たれたロッタンとの再戦で、まさかの武尊のTKO勝利。こんなことがあるんですね。


それも前回1ラウンドKO負けした相手との再戦でしたから、インパクトは絶大でした。


武尊は序盤から撃ち合ってダウンを奪ったものの、中盤辺りからロッタンの前蹴りや左フックが目立ち、武尊がグラつくシーンもありました。それでも武尊はなんとか持ち堪えて最終ラウンドのラッシュでTKO。


試合の序盤にダウンを取っていたので、ポイント差で逃げ切る戦法もあったはずですが、真逆に撃ち合う姿はカッコよかった。それもノーガードで笑顔を見せるいつものファイトスタイルも健在。


正直、天心に負けた試合で武尊はフェードアウトかなと思ってました。なんとか再起を目指してONE FCに参戦したものの、ロッタン相手に1ラウンドKO負け。年齢的にも34歳と、まさにどん底でした。ストーリー的に、プロレスファンの私にはPRIDE初期の高田延彦とオーバーラップしました。


元々、私は武尊がK-1で3階級制覇した頃を見ていなかったので、正直、思い入れのある選手ではありませんでした。2022年の「The Match」でも天心勝利を喜びましたが、そこから這い上がる人生ストーリーは劇的だったと思います。


完勝といっても、ロッタンの前蹴り、フックの連打に武尊がぐらつく危ないシーンもありましたが、泥臭くても、撃ち合う姿に彼の人気の原点を垣間見ました。


このまま引退は惜しい気もするけど、強いイメージのまま引退する美学があるんでしょうね。武尊もこの試合でやり尽くした気がします。


ちなみに、興行タイトルの「ONE SAMURAI1」はナンバーシリーズに見えますが、日本市場向けのブランディングなので、正式には従来からある「ONE 172」だそうです。


配信中心の格闘技界に、フジテレビのK-1復活を思わされましたが、フジテレビの企業体力と武尊に続くニュースター次第だと思います。