野菜の中には、連続して同じ場所に同じ科のものを植えると生育障害が起きるものがあります。


いわゆる"連作障害"または"厭地(いやち)"と呼ばれる問題ですが、ナス科やウリ科などと並んで特に酷いのがマメ科らしいです。家庭菜園を始めた頃には、


マメ科は最低2年、できれば3年は空けて下さい!


と教わりました。

しかし、マメ科の連作には、抜け道もあって、特定の組み合わせを選べば、障害が起きるリスクが低いそう。この辺の詳細は、以前実際に試して、連載記事(全18回)にしました。




その結果、マメ科のエンドウからインゲン、そしてそら豆から枝豆(大豆)のリレー栽培なら、後作もふつうに生育できると分かったのでした。


そんなわけで、限られた市民農園を有効に回転させるため、冬越し栽培したエンドウ、そら豆の跡地にこの春もそれぞれインゲン、枝豆を植えます。


種まき、4/27。


品種はインゲンがつるあり、四角豆、モロッコの3種、枝豆は早生の湯あがり娘と茶豆です。


前作のエンドウ、そら豆がまだ収穫の真っ最中なので、タネはポット蒔き、育苗しながら、前作の収穫がピークを過ぎるのを待ちます。


用土を詰める。


種まきには、移植タイミングの融通が効くリサイクル紙ポット8cmを使いました。これなら土容量もあり、発芽さえすれば、前作の様子次第で、いつでも(幼苗でも)紙ポットごと畑に移植できます。


用土は2層詰め、写真↑のように、まずは市販の野菜用培土(肥料あり、しっかり加湿)をポット半分に入れ、その上に市販の種まき培土(肥料無し、乾き気味)を詰めました。


名札を立て、蒔き穴を開ける。


用土を手のひらで軽く鎮圧してから、タネ蒔き用に人差し指で、蒔き穴をふたつずつ、開けました。蒔き深さはタネの2倍が目安です。


そして名札立て、、、種まき前にこれをやっとかないと、マメ科五品種は発芽しても見分けが付かないので、要注意です。


種まきしました、4/27。


蒔き穴にひとつずつ、種豆を押し込みました。


そのまま指で土寄せ覆土、軽く鎮圧してから、表面に保湿のため、バーミキュライトを振りかけました。


しばらくは日陰置き。


マメ科の種豆はデカいので、日差しは無くても湿気と地温があれば発芽するようです。


種豆は過湿に弱いので、種まき後の水やりは無し。しばらく(2〜3日)は写真↑のように育苗箱を被せて、発芽を待ちます。ポットの土が盛り上がってきたら発芽の兆し、そのタイミングでカバーは外して日差しに当てる予定です。


畑のそら豆(ファーベ)の様子、4/27。


そら豆はアブラムシから逃げ切れて、1段目は垂れ下がりマルチに着いてます。筋がはっきり見えてる莢から収穫しています。


エンドウ(絹さやとスナップ)の様子、4/27。


エンドウは草丈が2m越え、まだまだ元気でモリモリ収穫中、、、ですが、株元あたりからうどんこ病も広がってます。ピークは保ってあと2週間くらいでしょうか。



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