愛媛県が開発したという環境浄化用資材、えひめAI-2(あいに) は、正しく希釈すれば畑の土壌改良や野菜の活力材として使えるそうです。


作り方はカンタンで、納豆、ヨーグルト、ドライイーストと砂糖をペットボトルに水道水で溶いて入れて、暖かい所に保管するだけ。混ぜ合わさった発酵食品に棲む微生物(菌たち)が砂糖をエサに繁殖し、1週間もすれば、ペットボトルいっぱいの微生物資材ができあがる。



このえひめAI-2、微生物資材としての魅力もさりながら、作るのに費用がほとんどかかりません。


500mlのペットボトル分を作るのに、使う材料は、納豆ひと粒、ヨーグルト25gr、ドライイースト2gr、砂糖25gr、それに水道水が450ml。全部合わせてもせいぜい30円くらい?


しかも、材料はすべてふだん食べてる食品由来ですから、中身の分からない市販の微生物資材に比べれば、まー、安心感もあります。


↑2月12日、えひめAI-2。


材料を混ぜ合わせて、育苗箱(25℃保温)に入れたのが先週の2/5でした。あれから、1週間経ちました。途中で泡が吹いたりしましたが(注意、ペットボトルのフタは緩めておきましょう)、写真↑のように、無事、500mlボトル2本分ができました。


開発した愛媛県の資料によると、えひめAI-2がちゃんとできてるか、確認する方法にはふたつあり、

(1) 匂いを嗅ぐ、パンみたいな発酵臭やお酒の感じならオッケー、

(2) 試験紙でpH(水素イオン指数)を測る、pHが3〜4ならオッケー、

だそう。


さっそく調べてみます。


まずはフタを外して、鼻でくんくん、、、おー、パン屋さんの店先の匂い〜。マル。


次に、市販のpH試験紙を使ってのpH測定ですが、


↑ペットボトルに浸した試験紙(左)を右のカラーチャートと見比べて、pHを特定します。


が、かなり微妙、、、


しばらく見つめて、判定は、、、pH 4、かなあ。愛媛県によるとpH3〜4でオッケーらしいので、ヨシとしますか。


これでえひめAI-2は使えるようになりました。とりあえず、我が菜園での用途はこんな感じで予定しています。


原液、コンポスタ(堆肥)の消臭、発酵促進

10倍希釈、ボカシ肥料の水分、発酵促進

500倍希釈、ウネ準備、土壌改良

1000杯希釈、野菜の葉面散布、生育促進


特に土壌改良、定期的にウネに散布しての春ジャガイモのそうか病対策に効果があるかもー、と期待しております。


おまけ、


えひめAI-2の効果について、実際に使った人の口コミを探しましたが、"作りました、使います"はたくさん見つかるも、実際に使った効果あるいはトラブルに関する情報はなかなかありませんでした。そんな中、ある農家さんのざっくばらんな使用感がありましたので、ふたつ、抜粋で紹介します。フルのコメントはリンク先をご覧下さい。


事例1、花村トマト農園さん

えひめAIの使用について、

(抜粋) 毎週、反あたり8L灌水ですが、土が団粒化するのがわかります。

事例2、農業女子さん(ほうれん草、ズッキーニ)
えひめA使用の感想、
(抜粋) 播種時の水やりや農薬防除の水の中に混ぜてみたりしました。結果的にべと病は出ず。



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