わさわさに伸びた茎を切り取り、砂糖と煮詰めると、とっても美味しいジャムになるルバーブ、2〜3株もあればワンシーズンの収穫で我が家の2年分くらいは賄えます。
写真↑は1昨年初夏のルバーブですが、これから作ったジャム、冷凍保存の分がそろそろ底をついてきました。そこで、来年初夏の刈り取りを目指して、急きょ、秋蒔きで新たな株を育てることにしました。
実は、ルバーブは多年草。一度植えたら、5年くらいはそのまま収穫ができるそうです。
ただし、我が菜園では一年草扱いにしてます。というのも、最盛期の初夏にはルバーブの茎葉がウネ間や通路にまで広がり、夏野菜でフルの畑ではかなり邪魔になるから。そんなわけで、2〜3回収穫して2年分のジャムを作ったら、夏前には茎を株元まで切り戻し、するとルバーブは夏の暑さで枯れて消えてしまいます。
(11月1日、種まき)
ルバーブは春と秋に種まきできるようです。
が、春まきでは一年めの初夏までには株が充分にデカくならないので、大して収穫できず、さらに秋どりを目指すと、暑さに弱いルバーブを南関東(横浜)の畑で、夏越しさせなければなりません。
そんなわけで、私は秋蒔き。11月初め(11/1)に写真↑のように紙ポット(トイレットペーパーの紙芯を半分長さに切ったもの)に種まき培土を詰めて、タネをふた粒ずつ埋めました。
(11月7日、発芽)
種まきした紙ポットは発芽まで、カーテン越しの日当たり(薄暗い)の室内窓際置き、ふた粒ずつ4株種まきしたルバーブは写真↑のように、7日めに発芽してきました。
右隣りで発芽してるのはいっしょに紙ポットに種まきした、赤そら豆4株です。
我が菜園の紙ポット植えの場合、この発芽した双葉(子葉)がしっかり開いたら、畑に移植、となるのですが、、、
(11月8日、ウネ作り)
家庭菜園あるある、植える場所がありません。
ルバーブを予定してた場所、前作の秋きゅうりが頑張って長く実を付けてくれて、撤収が遅れてしまいました。
やむなく、急いで耕してから、自前の有機資材(米ぬか、有機石灰、生ゴミパウダー)をすき込み、黒マルチを掛けました。が、有機資材が土に馴染む(分解される)のに必要な養生期間、2週間以上、は確保できそうもありません。このまま幼苗を植えると生の有機資材に触れて根痛みの恐れがあります。
うーむ、どーする?
頭をひねり、出てきた答えは、、、客土植えでした。
リレー栽培の割り込み植えとかで、たまーに使う裏ワザですが、苗を植えるときに植え穴分だけ別の土を入れてやる、、、今回は、まだ養生できてない畑の土を、植え穴分だけ掘り出す。そこに、別の養生済みの土を入れてやれば、幼苗の根が痛まずに済むかもー、というわけです。
(11月9日、双葉)
翌日(11/9)、ルバーブの双葉が開きました。畑に持ち込みます。
(同日、ルバーブのウネ)
茎葉が大きく広がるルバーブは株間も広め、60cmにしました。ウネの空きが半分長さ(1.8m)なので、3株植えます。
黒マルチにマルチカッターで8cmの穴を開けて、移植ゴテで深さ20cm分の土を掘り出しました。
新しい土を軽く手のひらで鎮圧してから、紙ポット用の穴をあけて、ルバーブの幼苗を紙ポットごと、移植しました。
雑草抑えで植え穴にはもみ殻を被せ、風よけの防虫ネットを掛けてます。これで、ルバーブ、秋の客土植えは完了。
(11月13日、ルバーブ)
写真↑は客土植えから4日後の様子です。
ルバーブらしい赤い茎がもみ殻からしっかり立ち上がってます。どうやら無事に活着してくれたよう。まずはヨシです。
この後、本葉が出たら間引きして一本立ちに、12月には寒さ対策でトンネルを掛けてやる予定です。

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