株式会社大川印刷さま工場見学
坂の街 戸塚に伺う
1月30日
新宿から湘南新宿ラインに乗る事、小1時間。
港街、横浜駅を通り過ぎて保土ヶ谷、東戸塚を過ぎて
本日の工場見学の会社のある
最寄り駅のJR戸塚駅に到着した。
戸塚と言えば、箱根駅伝で
各大学のエースが集うと言われる華の2区の
「戸塚中継所」と言えばピンとくる方も
多いのではないだろうか?
2区の見どころは中継所手前の権太坂。
この権太坂は国道一号線の横浜市戸塚区
に入るスグ手前にある。
2区終盤のこの勾配キツイ坂は
過去沢山の箱根駅伝の名シーンが生まれた場所。
こんな権太坂に見られるように、
この辺りはとにかく坂が多い。
そして戸塚駅の西口から、バスに乗り、
いくつかの坂を上ったところに本日見学にお伺いする
株式会社大川印刷さんはある。
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業歴130年を超える老舗
大川印刷さんの創業は1881年、明治14年に遡る。
この時代まだ中国が清と呼ばれていた時代。
我々にしてみれば日本史や世界史の
教科書でしか知り得ないような時代だ。
明治・大正・昭和・平成、そして今年は
新元号と創業以来、今年で5つ目の元号を
迎える創業130年を優に超える超老舗の会社だ。
因みこの年は明治法律学校(今の明治大学)が
設立された年でもあり、改めて
その社歴の長さに驚いてしまう。
明治のベンチャー企業
大川印刷さんはその社名の通り、事業内容は印刷業。
そして活版印刷業の歴史は業界の歴史をひも解くと
教科書に出てくるように13世紀~15世紀のヨーロッパの
3大発明と言われる火薬・羅針盤・活版印刷の発明に
端を発している。
さしずめ活版印刷はその発明当時、
ヨーロッパにおいては
情報通信ツールの超最先端
だったと言えるのかもしれない。
そんな欧米の活版印刷が日本に
本格的に入ってきたのが江戸時代末期の
1856年、長崎からと言われている。
その僅か25年後に大川印刷さんは
この横浜の地で創業している事になる。
いわば
日本の情報通信ベンチャー企業の元祖
と言ってもいいかもしれない。
コスト競争の厳しい業界でありながら
まず会社のエントランスに入るとすぐに目に入るのが
かつて実際に工場で稼働していた
長い社歴を物語る活版印刷機だ。
続いてスグに目に入るのが
ここを訪れた小学生からのお礼の手紙。
このように大川印刷さんは
オープンファクトリ―活動
に非常に熱心に取り組んでおられる。
オープンファクトリー活動とは
工場見学を通じて
自社の日頃からの
業務の取り組み姿勢
について説明を行うもので
単なる工場見学とはすこし趣が違う。
そんなオープンファクトリーで
大川印刷さんが
最も重要視していると思われるのが
SDGsとは
Sustainable Development Goals
持続可能な開発目標の略称の事。
因みSDGsは2015年9月の国連サミットで
採択されたもので国連加盟193か国が
2016年~2030年の15年間で
達成するために掲げた目標の事。
この17個の目標を見ていくと
気付くのが目標の一つ一つが
自社のメリットとか効率
ではなくて
現代社会の中でいかに役立つ
振る舞い行動ができるか?
が問われる目標となっている。
印刷業という業界は
昨今最もコスト競争が熾烈な業界
そんなコスト要求の
厳しい業界にあって
このような取組姿勢を日々貫いて
それをオープンファクトリー活動をはじめとして
常に発信し続けていること
はそう簡単に出来ることではない。
働きやすい社風
今回工場見学をさせて頂くなかで
現場で実際に働く方から直接お話を
聞かせて頂くことができた。
専門的なお話や現場での
苦労や気遣いなどのお話を
聞かせて頂いたのだが
最も感じたのが
厳しい品質管理を要求され
同時にスピードが求められる職場でありながら
従業員の皆さんが非常に
働きやすそうに頑張っておられる。
ということ。
そして何より
従業員の方一人一人が
の意識を強く持っておられるのが
会話の端々から感じられた。
そしてこのような働きやすい社風を
象徴的に表すモノが会社の外に
掲示しているパートさんの求人募集の看板
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小さいお子さんを持つ
親御さんにしてみると
時間の融通が利く勤め先というのは
とてもありがたい事だ。
このようにパートさんアルバイトさんの
勤務時間について柔軟に対応している会社
を過去数社見た経験があるが
どの会社も非常に業績を伸ばしていた。
そんな印象が非常に強い。
老舗の所以は温故知新の知新
大川印刷さんの工場見学を終えて
まず思いついた言葉が
温故知新
ご存じのように
昔の事をたずね求めて、
そこから新しい知識・見解を導くこと。
と言う意味であるけれど
人間というのも一度
その環境に安住してしまうと
変化を嫌う。
現状維持が好き。
と言うのが常。
会社がなかなか継続できない
原因はまさにそれ!
時が経つにつれ
当然周囲の環境は変化する。
それに気づかず取り残されるのか
それともその変化に気付いて
対応しようとするのか?
大川印刷さんの
工場見学を通じて思うのは
慣習・伝統を
積み重ねるだけじゃなくて
大胆に変化に対応していく姿勢
が大事だという事。
大川印刷さんが130年以上の業歴を
重ねた老舗である所以は
温故:
業歴ともにノウハウを積み重ねる
だけではなくて
取り巻く環境に変化に応じて
知新:
大胆に変化に対応していく
この姿勢でないだろうか?
最後に突然の工場見学の
お願いにも関わらず快く対応いただいた
総務部リーダーの田中様
工場内のご案内していただいた
工務課 井上様
見学の際、ご丁寧にご説明頂いた
現場の皆様に
深く御礼を申し上げる次第です。
追記
工場のご案内をして頂いた
工務課 井上様と記念撮影!!
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