2010.05.25(火) 下北沢 風知空知
“PUPPY'S SOVEREIGN CAFE in 風知空知”
<延原達治アコースティックライブ>
いつもはアンプに通して演奏するのを、この日はアンプに通さないでアコースティックギターだけでやってみようという指向で。ソブリン始めた頃はそうだったと。まさにアンプラグド。
近々の都内ライブ、新宿Doctorと下北Queのライブが
「久しぶりに、俺、自信満々でライブがやれました」
と。それは見ている方も感じました(笑)。
「嬉しいよね、そういう時ね。自信たっぷりだぜ俺、みたいな(笑)。…ハラちゃんも嬉しそうでした」
バンド歴30年を誇る人が、まるでバンドを始めたばかりの少年のように話す。
ツアー中にサンハウスのライブにいった話から、一週間前の本八幡でのソロでは、結局やらずじまいだったサンハウスの曲を早い時間に。本人的にも“やっとかないと”という思いであったのだろう(笑)。
「30代のサンハウスと、40代のサンハウスと、50代のサンハウスと、…60代のサンハウスが見る事ができて、すごい幸せだなぁと思いました」
そういう考え方もあるのか…。どうも“再結成モノ”には金の匂いがしちゃって…(笑)。ま、私の場合、サンハウスはプライベーツから教わった後追いでしかなくてリアルタイムでは聞いてなかったしね、柴山さんのその後の活動は別として。10年前の再結成見てるし、金ないしで、パスしちゃった。
ソブリン初『EMPTY DAYS』。この曲は後にフルヴァージョンで収録されたのより、1stのラストに、ボーナストラックっぽく入ってた途中でフェイドアウトしてく方が好き。プライベーツのファンになったばかりの頃、この曲だけリピートさせて何度聞いたことか…。泣いたね。
ゴールデン・カップスの『ワン・モア・タイム』という映画を、OKAMOTO'Sと一緒に家で見てたら、ゴールデン・カップスの当時のカッコいい写真がいっぱい出てくる中に、何故か1枚だけ、ゴールデン・カップスのメンバーが竹で編んだ笠みたいなのをかぶって田植えしてる写真が出てきて、それにOKAMOTO'Sが異様に反応したと(笑)。
OKAMOTO'S「これヤベーな!俺達もレコードデビューしたら田植えのカッコで写真撮ろうぜ」
と(笑)。
「あぁいう所が…ニクイですよね、あいつらのセンスって…(笑)」
「俺達にはない、ニュージェネレーションですね(笑)」
いや、その着眼点は、まぎれもなく君のDNAがなせるワザだと思いますけどね、凡人から言わせてもらうと(笑)。
「先月に引き続き、火曜なので…」
で『Ruby tuseday』で、第一部終了。
Tシャツを着替えてターバン巻いて、
「装いも新たに、久しぶりにアルカイーダスタイルになってみました」
で、第二部スタート。
何ヶ月か前のソブリンで、「今度やってみようと思うんだ」と言っていたナイアガラトライアングル『A面で恋をして』。この曲が流行った高校生の頃は超キライだったが、いろんな音楽を聴いてくうちに「大滝詠一ってなんて素晴らしい人なんだ!?」と気付き始めたと。「あの時、ヒドイ事言ってすいませんでした」と、20代の頃心の中で謝ったと(笑)。日本のポップスの中で一番ドリーミィで一番好きな曲だと。プライベーツや延ちゃんがカヴァーする曲で、これだけメジャーな曲が選曲されるのはちょっと異例。多少の違和感感じながら聞いてると、演奏後、
「そのうちやってるうちにもうちょっと…身についてくるかもね(笑)。頑張ります」
やはり本人も、いつもとは勝手が違うなと感じてたのでしょう。精進を(笑)。
『JUST MY ANGEL』
「この曲は今回ツアーでも何回かやってて、リハーサルの時、『ギターソロの後にブレイクが出来るんで、そこにドラムにディレイとかかけて、ダブっぽいカンジにして下さい』って乱暴な注文をエンジニアの人に出して…、エンジニアの人がダブとか好きな人ならバッチリやってくれるんだけど、レゲエとか聞いてないような人のトコだと、ひたすらリヴァーブかけちゃったりとか…違うミキシングが生まれたりして、それはそれで楽しいんですけど…」
プライベーツのレゲエ・ナンバーはどれも好き。『RETURN TO YOURSELF』『FOOL TO CRY』『ルーディきどり』『抱きしめて』『RAINBOW SISTER』『SILLY SHAKE』『HALLELUJAH』…。
『Love me mama』(Lightnin' Slim)
延ちゃんが、スリム・ハーポの『King bee』演る時はこの曲のリフなんだと。最初それを演り始めたら、ショーネンにだいぶヒンシュクだったと。
少「ちゃんと、やってくれよ」
延「ヤ、これでやる事にしたから、これに合わせてくれよ」
と、プチ・内情暴露(笑)。演奏後、
「初めてやった『Love me mama』。…気に入った人がいなくても構わないよ俺は、ちっとも(笑)。俺が気に入ってるから大丈夫」
とは、客席にチラホラ見えるショーネンファンへのフォローか…?(笑)。
ロンドン帰国後のライブで頻繁に演奏された『TRINITY GARDEN』はひさしぶり。聞きながら「コレ、どのアルバムだったかなぁ…」と考えるも思い出せず、帰宅後確認したらCD未収録曲だった(笑)。当時はかなり聞いたんで歌詞もハッキリ覚えてるし、入ってるもんだと思ってた。「ロンドンのブリックストンのトリニティ・ガーデンってトコに住んでて、そこの63番地の屋根裏部屋で作った曲」だそう。ちょっと切ないラブ・バラード。(※追記:『TRINITY GARDEN』は、シングル『SWEET SOUL STEP』のカップリングでした。遠方の友人からメールで指摘されました。私とした事が…失礼)
演り足らなかったのか、下北ソブリンではめずらしくアンコールは3曲やって終了。次回は29日「肉(ニク)」の日(笑)。
※ ※ ※
第一部
01.Under my thumbs (The Rolling Stones)
02.Ooh lala (Faces)
03.気ままな旅
04.ぬすっと (SONHOUSE)
05.スーツケース・ブルース (SONHOUSE)
06.ガールフレンド (The Roosters)
07.PERFECT LOVE
08.夏の終わり (CAROL)
09.Bamboo road (Willy Deville)
10.EMPTY DAYS
11.本牧ブルース (ザ・ゴールデン・カップス)
12.Ruby tuseday (The Rolling Stones)
第二部
01.Just my imagination (The Temptations)
02.Love hurts (The Everly Brothers)
03.Heart beat (Buddy Holly)
04.Peggy sue (Buddy Holly)
05.A面で恋をして (ナイアガラトライアングル)
06.JUST MY ANGEL
07.Donna (Ritchie Valens)
08.Action woman (Electras)
09.Love me mama (Lightnin' Slim)
10.Midnight rambler (The Rolling Stones)
11.TRINITY GARDEN
12.君が君に (ひまわり)
E.C.
01.Redemption song (Bob Marley)
02.Rosie (The Roosters)
03.IT'S YOU DARLIN'
“PUPPY'S SOVEREIGN CAFE in 風知空知”
<延原達治アコースティックライブ>
いつもはアンプに通して演奏するのを、この日はアンプに通さないでアコースティックギターだけでやってみようという指向で。ソブリン始めた頃はそうだったと。まさにアンプラグド。
近々の都内ライブ、新宿Doctorと下北Queのライブが
「久しぶりに、俺、自信満々でライブがやれました」
と。それは見ている方も感じました(笑)。
「嬉しいよね、そういう時ね。自信たっぷりだぜ俺、みたいな(笑)。…ハラちゃんも嬉しそうでした」
バンド歴30年を誇る人が、まるでバンドを始めたばかりの少年のように話す。
ツアー中にサンハウスのライブにいった話から、一週間前の本八幡でのソロでは、結局やらずじまいだったサンハウスの曲を早い時間に。本人的にも“やっとかないと”という思いであったのだろう(笑)。
「30代のサンハウスと、40代のサンハウスと、50代のサンハウスと、…60代のサンハウスが見る事ができて、すごい幸せだなぁと思いました」
そういう考え方もあるのか…。どうも“再結成モノ”には金の匂いがしちゃって…(笑)。ま、私の場合、サンハウスはプライベーツから教わった後追いでしかなくてリアルタイムでは聞いてなかったしね、柴山さんのその後の活動は別として。10年前の再結成見てるし、金ないしで、パスしちゃった。
ソブリン初『EMPTY DAYS』。この曲は後にフルヴァージョンで収録されたのより、1stのラストに、ボーナストラックっぽく入ってた途中でフェイドアウトしてく方が好き。プライベーツのファンになったばかりの頃、この曲だけリピートさせて何度聞いたことか…。泣いたね。
ゴールデン・カップスの『ワン・モア・タイム』という映画を、OKAMOTO'Sと一緒に家で見てたら、ゴールデン・カップスの当時のカッコいい写真がいっぱい出てくる中に、何故か1枚だけ、ゴールデン・カップスのメンバーが竹で編んだ笠みたいなのをかぶって田植えしてる写真が出てきて、それにOKAMOTO'Sが異様に反応したと(笑)。
OKAMOTO'S「これヤベーな!俺達もレコードデビューしたら田植えのカッコで写真撮ろうぜ」
と(笑)。
「あぁいう所が…ニクイですよね、あいつらのセンスって…(笑)」
「俺達にはない、ニュージェネレーションですね(笑)」
いや、その着眼点は、まぎれもなく君のDNAがなせるワザだと思いますけどね、凡人から言わせてもらうと(笑)。
「先月に引き続き、火曜なので…」
で『Ruby tuseday』で、第一部終了。
Tシャツを着替えてターバン巻いて、
「装いも新たに、久しぶりにアルカイーダスタイルになってみました」
で、第二部スタート。
何ヶ月か前のソブリンで、「今度やってみようと思うんだ」と言っていたナイアガラトライアングル『A面で恋をして』。この曲が流行った高校生の頃は超キライだったが、いろんな音楽を聴いてくうちに「大滝詠一ってなんて素晴らしい人なんだ!?」と気付き始めたと。「あの時、ヒドイ事言ってすいませんでした」と、20代の頃心の中で謝ったと(笑)。日本のポップスの中で一番ドリーミィで一番好きな曲だと。プライベーツや延ちゃんがカヴァーする曲で、これだけメジャーな曲が選曲されるのはちょっと異例。多少の違和感感じながら聞いてると、演奏後、
「そのうちやってるうちにもうちょっと…身についてくるかもね(笑)。頑張ります」
やはり本人も、いつもとは勝手が違うなと感じてたのでしょう。精進を(笑)。
『JUST MY ANGEL』
「この曲は今回ツアーでも何回かやってて、リハーサルの時、『ギターソロの後にブレイクが出来るんで、そこにドラムにディレイとかかけて、ダブっぽいカンジにして下さい』って乱暴な注文をエンジニアの人に出して…、エンジニアの人がダブとか好きな人ならバッチリやってくれるんだけど、レゲエとか聞いてないような人のトコだと、ひたすらリヴァーブかけちゃったりとか…違うミキシングが生まれたりして、それはそれで楽しいんですけど…」
プライベーツのレゲエ・ナンバーはどれも好き。『RETURN TO YOURSELF』『FOOL TO CRY』『ルーディきどり』『抱きしめて』『RAINBOW SISTER』『SILLY SHAKE』『HALLELUJAH』…。
『Love me mama』(Lightnin' Slim)
延ちゃんが、スリム・ハーポの『King bee』演る時はこの曲のリフなんだと。最初それを演り始めたら、ショーネンにだいぶヒンシュクだったと。
少「ちゃんと、やってくれよ」
延「ヤ、これでやる事にしたから、これに合わせてくれよ」
と、プチ・内情暴露(笑)。演奏後、
「初めてやった『Love me mama』。…気に入った人がいなくても構わないよ俺は、ちっとも(笑)。俺が気に入ってるから大丈夫」
とは、客席にチラホラ見えるショーネンファンへのフォローか…?(笑)。
ロンドン帰国後のライブで頻繁に演奏された『TRINITY GARDEN』はひさしぶり。聞きながら「コレ、どのアルバムだったかなぁ…」と考えるも思い出せず、帰宅後確認したらCD未収録曲だった(笑)。当時はかなり聞いたんで歌詞もハッキリ覚えてるし、入ってるもんだと思ってた。「ロンドンのブリックストンのトリニティ・ガーデンってトコに住んでて、そこの63番地の屋根裏部屋で作った曲」だそう。ちょっと切ないラブ・バラード。(※追記:『TRINITY GARDEN』は、シングル『SWEET SOUL STEP』のカップリングでした。遠方の友人からメールで指摘されました。私とした事が…失礼)
演り足らなかったのか、下北ソブリンではめずらしくアンコールは3曲やって終了。次回は29日「肉(ニク)」の日(笑)。
※ ※ ※
第一部
01.Under my thumbs (The Rolling Stones)
02.Ooh lala (Faces)
03.気ままな旅
04.ぬすっと (SONHOUSE)
05.スーツケース・ブルース (SONHOUSE)
06.ガールフレンド (The Roosters)
07.PERFECT LOVE
08.夏の終わり (CAROL)
09.Bamboo road (Willy Deville)
10.EMPTY DAYS
11.本牧ブルース (ザ・ゴールデン・カップス)
12.Ruby tuseday (The Rolling Stones)
第二部
01.Just my imagination (The Temptations)
02.Love hurts (The Everly Brothers)
03.Heart beat (Buddy Holly)
04.Peggy sue (Buddy Holly)
05.A面で恋をして (ナイアガラトライアングル)
06.JUST MY ANGEL
07.Donna (Ritchie Valens)
08.Action woman (Electras)
09.Love me mama (Lightnin' Slim)
10.Midnight rambler (The Rolling Stones)
11.TRINITY GARDEN
12.君が君に (ひまわり)
E.C.
01.Redemption song (Bob Marley)
02.Rosie (The Roosters)
03.IT'S YOU DARLIN'
