多数のメールをいただきました。 | kimagurenarumamani

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ライヴハウスの身分制度のことについて、
250通を超えるメールをいただきました。
以前に音楽活動をしていて、
ライヴハウスの店長さんに人前で歌うレベルではないと言われ、音楽が嫌いになって辞めてしまわれた方や、ライヴハウスの中にある暗黙の了解のルールが分からずに音楽活動を辞めてしまわれた方など、この数日の間に、多くの挫折の物語をお聞きすることになりました。

ライヴハウスの中の身分制度とは、
スクールカーストとは違い、生ぬるいものではなく、江戸時代から続く封建的な身分制度が、そのまま行脚しています。アメリカの人種差別問題に匹敵するくらい根深い問題だと感じています。
士農工商穢多非人の身分制度があるのですが、まず1番偉い身分は、皇室、天皇家、公家に該当する、メジャー契約をして活動をされているミュージシャンの方々です。次に偉いのが、そのライヴハウスの経営に携わっている方が参加されているブルースバンドなどが将軍家に該当します。次に偉いのがジャズミュージシャンの方で武士の位に該当します。次はロックバンドの方が工芸職人の位に該当します。次に、お友達をお客様として沢山呼べるカバー曲ばかりを歌われている方が商人に該当します。アコースティックでオリジナルを歌われている方が農民に該当します。趣味で音楽をはじめたばかりの方々が穢多に該当します。そして、どのジャンルにも該当しない私は非人の扱いでした。
農民以下の身分の者が皇室や将軍家の方のライヴを観に行く時には、フルーツやスィーツなどの差し入れを持って伺うのが常識とされています。さすがに私は経験しておりませんが、皇室の身分の方がお気に召さないスィーツをうっかり持参してしまった時には、地面に叩きつけられてしまうこともあった方もいるそうです。スイカを持参してしまった方がいらっしゃったようなのですが、気に入らないという理由で、硬い革靴で足のスネを500回以上蹴られ続けて血だらけにされた人もいるそうです。
そのような理由なども多々あり、ライヴハウスに出たくない、観にいきたくない、近寄りたくない、コロナ騒動で消滅してしまうことが残念とは思えなくなってしまいました。
そんな地域地区限定の狭いライヴハウスで100万回歌ったとしても、多くの人に知ってもらうことは不可能だと思いますし、ライヴハウスが原因で音楽を辞めてしまわれた方々も、もう一度楽器に触って自分の部屋で楽しく歌い続けて欲しいと思っています。ライヴハウスが原因で音楽を嫌いにならないで欲しいと思っています。
ライヴハウスなんかで一度も歌ったことがなくてもプロになられた方は沢山いますし、ライヴハウスでゴミ以下の扱いを受けていても音楽活動が続けられる方が沢山います。ライヴハウスで歌うことだけがプロになれる手段ではありません。ライヴハウスは音楽活動をしているのだと自己満足を得られるだけの閉鎖的な小さな社会にすぎない気がします。
今の時代、生きた音楽はライヴハウスから生まれることはないように思っています。
聴きに来ている方々も、友達だから、知り合いだから、誘われたから、義理があるから、と渋々観に来ている方も多いと感じていました。
皆が皆カバー曲をセットリストに加えていたり、カラオケボックスと何がどう違うのかよくわからない展開になっているような気がします。
もっと広い視野で音楽活動に向き合えたらいいなと思っています。