作曲で使っているクラシックギターです。
ナイロン弦なのでサスティーンが短く、16分音符や32分音符でのメロディの確認に適しています。スチール弦に比べて響が柔らかいです。
このギターはK.Yairiの前の社長さんがいた頃の手作りのギターです。
このギターで作った曲は、
「或る孤独のためのミロンガ」と、
「私の好きなズーラシア」、「シネマみたいな恋をしよう」、あとは未発表ですが、「魚売り場でカメレオン」などです。
先日、自称ボサノバの大御所のおばさまから、
マネージャーさんのところへご連絡をいただいたそうです。シンガポールのレストランのオーナーさんにおすすめされたので、
「MY PIANO STAR SHIP」をボサノバにアレンジして歌ってあげます。
との、
ご相談をいただいたそうです。
私の考えでは、ボサノバとはブラジルで生まれて、ブラジルで育って、ブラジルで暮らされている方の音楽だと思っています。メジャーセブンのスリーコードでズンチャカズンチャ ズンチャカズカチャンとボサノバ風なリズムでギターを鳴らしたからといってボサノバではないと思っています。日本ではカフェミュージックの方が心地良く聞き流せるようにこのリズムやアレンジを取り入れておられるかと思いますが。ところで、今まで私がライヴ活動を通じてお見かけしたボサノバ風の音楽をされている方は、お酒を飲んで突然服やズボンやパンツを脱ぎ出して筋トレをはじめたり、訳の分からないお説教をしてきたり、酔い潰れてとんでもない場面ばかりでした。今回のおばさまもそうなのですが、威圧的な言葉がとても悲しく感じてしまいました。そんなにご自分のボサノバ風音楽が素晴らしいとおっしゃるのでしたら、ご自分の世界観で素敵な曲を沢山作られたら良いのではないかと思いました。そのような事情でご辞退をお伝えしましたが、なかなかご理解を頂けなくて、マネージャーさんのストレスになってしまい、とんとろ串焼き5人前の代わりに、猫缶のモンプチ10缶をつまみに日本酒の十四代を二升あけてしまう結末になってしまったそうです。
先方さんからせっかくのチャンスだったのに。と言われてしまいましたが、私にしてみたら何がどのようにチャンスなのか、まったく意味が理解できませんでした。
やっぱり、歌詞や伝えたい世界観のことも含めて、本当に歌いたい曲は自分達でオリジナルを作るのが1番だと思いました。