ハカランダ | kimagurenarumamani

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先日、購入するギターのことでご相談のメールをいただいた高校生の女の子のお父様からメールをいただきました。
家族で楽器店へ行き無事にK.YairiのRFをご購入されたそうです。その時に私のブログの画像を店員さんに見ていただいたそうなのですが、「とても永く大事に使われているのですね。」と言っていただけたそうです。このギターは1973年頃に作られたギターです。
知人の叔父様でプロのミュージシャンをされている方から譲っていただいたギターです。夏は湿気に弱いのでエアコンで湿度管理をして、冬場の12月から3月くらいまでは、部屋の空気が乾燥してしまうので、加湿器と保湿器具を使って、乾燥させないように用心をしています。
ベルトのバックルなどで背面に引っかき傷をつくってしまうと、そこからラッカーが剥離して余分な水分が入って、木材にダメージを与えてしまうリスクがあるので、傷をつけないように気をつけて使っています。
もしこのハカランダが、楽器になるために伐採されなかったら今年の春も紫の綺麗な花を咲かせていたハズです。
そのハカランダの木を寝床にしていたかもしれない小鳥やリス達の住まいを奪ってしまったのかもしれません。
伐採された木はギターの材料になるために余分な水分を何十年もかけて抜くことになるそうです。
尊い手間の積み重ねだそうです。
その材料を工房の方が丁寧に組み上げて、ギターになるそうです。
そのようなお話をお聞きする機会があって、ギターを大事に使わなければと思うようになりました。
弦を交換する度に指板のエボニー材には、乾燥しすぎて割れてしまわないようにレモンオイルを塗布するように心がけています。

どのギターも湿度の管理だけには気配りできるように心がけています。