とりあえずメタルクリーンでシリンダーを洗浄します。
シリンダー内壁は若干の点サビが発生していてクロスハッチも消えかかっていたので、
フレックスホーンを使ってシリンダーのホーニングを行います。
品番はBC67 SC240 (形状が標準タイプで適用内径が64~68mm、材質がシリコ
ンカーバイドの粗さが240番)
専用の研削液が無いので代用の2ストオイルを使ってホーニング。
綺麗なクロスハッチが形成されました。
シリンダーのスリーブに装着するOリング、CBX用は廃盤だったのでRC42用を購入
しました。でもCBX用とRC42用では何故かサイズが違っています。
CBXが74mm×1.9mm、RC42用が72mm×1.9mmです。この差は何なのか?
RC42用のOリングを装着してみると少々大きくて全体を挿入すると浮いてしまい結構
大変です。2mm小さいRC42用のOリングでこのような状態なので、CBX用だと更に
装着が困難でしょう。RC42用で修正されたのかもしれません。
ピストンリングとピストンピンクリップのメンテナンス。
ピストンリング内側のエッジとクリップの端をペーパーでさらっておきます。
リングもクリップも手が切れそうなくらい角が立っているので指が引っかからない程度
まで修正します。
ここでピストンリングをシリンダーに挿入、合い口の隙間を確認。
トップ、セカンド共、0.35が入って0.4が入らない・・・こんなもんでしょう。
ピストンリングをピストンに装着。
ピストンのIN、EX方向を確認し、片側だけあらかじめクリップをはめておき、ピスト
ンピンにペーストを塗ってコンロッドに装着。
助手のスケジュールの会う日にシリンダーを装着します。
つづく