三池炭鉱遺跡のある大牟田市から県境を越え熊本県に入ります。
熊本県で1か所だけ立ち寄りたい場所がありました。
もちろん道の駅ではなく、道の駅の名称になっている通潤橋。
小学校の国語の教材だったと記憶しているのだけど、通潤橋の建設の話を読みました。地域の人も総動員した工事の最終日には橋の中央に白装束を纏った布田保之助が座り、石工頭も切腹用の短刀を懐にして臨んだというのが印象的でした。
その布田翁が見据える先にある大きな石橋が通潤橋。
長さが78m、高さが20mあまりあるというこの石橋は人馬が通行するための橋ではありません。
五老ヶ滝川を越えた先の台地に水を送る水路橋。飲み水にも困っていた台地に水田が拓かれました。
九州を旅していると数多くの石橋に出会いますが、通潤橋は見ごたえありです。
ちなみに水路に溜まった砂や泥を排出するために橋の中央部から放水できる構造になっています。
放水のスケジュールは公開されているので、それを目掛けて訪ねるのもいいかもしれませんね。
7年前、天草の牛深の仕事の帰りに寄ろうかと一瞬考えたものの、京都までの長い道のりを考え松崎インターからそのまま九州道を帰路に着きました。
ようやく隙間が埋まったような気持ちに充たされつつ、国道218号線で少し熊本方面に戻り美里町の温泉へ。
こういう施設がたくさんあるので車中泊でも困りません。
汗を流してすっきりしたところで早めにおやすみなさい。といいたいところなのですが…
この記事は7/7のもの。山陰や中国で大雨が降った時でした。
車のラジオで大雨の被害の情報を聞きながら九州北部の大雨予想を知り、一日帰るのを早めるのが無難と考えました。(実際、帰り道で広島市を抜けることができず、大きく迂回することに…)
このあと次の目的地の近く大分県の中津市まで走ったのですが…
ナビが案内してくれた道は途中の菊池市から日田市までが山深い場所を通る道。暗いうえに峠で大雨と霧。かなり消耗しました。
続きます。