旅の途中で目的地を追加、さらに行程の最終日に九州北部に大雨予想が出てここからは急ぎ足の旅となります。
追加したのは大牟田市にある三池炭鉱関連の世界遺産。萩で見学した反射炉などと同じ「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産です。
島原から大牟田は有明海をぐるりと大回り。
フェリーもあるけど車で走るほうが好き。
途中、諫早湾を横断する長い道路。干拓事業の締切堤防の上を行きます。
いちご、みかん、すいか、メロン…
国道207号線にあるバス停の待合所。昔、長崎線の特急のなかから見えたのを思い出した。
前振りが長くなりましたが、大川市からは有明海沿岸道路が整備されていて意外と早く大牟田に着きました。
市内のすぐ裏山にある宮原坑跡。
日本の近代化を支えたエネルギーである石炭の採掘施設。
車を停めて入口まで来るとボランティアガイドの方が声を掛けてくださったので、お願いすることにしました。
昭和6年に閉坑したあと取り壊されたものもあり、一部だけが保存されているとのこと。
こちらのレンガ積みも塀ではなく建物(ポンプ室)の一部だった。
2つあった立坑のうち今は第二竪坑だけが残る。
鋼鉄製の櫓としては国内でも最古の部類のものらしい。
イギリスからデビーポンプという能力の高い排水ポンプを導入し、大規模な採掘を可能とした。
建物のなかも案内してもらいます。
大きな滑車とワイヤーロープ。
動力は蒸気から電力に変わったけれど、滑車は創業当時から使っていたもの。
その両端にゴンドラを吊るして160m下にある坑道から石炭を揚げ、労働者の昇降に使った。
のちのち三池港の海底下350mまで掘り進んだそう。
ゴンドラの位置を地下に知らせる設備。
地上まで揚げられた石炭は専用鉄道で隣接の万田坑の石炭とともに三池港まで運ばれた。
というのが、ボランティアガイドの方が説明してくださったこと。
なかでも熱く語られたのが日本の近代化が世界的に見ても驚くべきスピードで進んだこと。
富国強兵という言葉ぐらいは私も小学生から知っているが、その実際の営み。そこで果たした三池炭鉱と團琢磨氏の功績。
萩の反射炉や造船所跡の案内で知りはしたけど、おかけで中身の詰まったものになりました。
その足で石炭の積出港だった三池港へ。
干満の差が大きい有明海で干潮時にも大きな船が発着できるように設けられた閘門。
今も現役です。
詳しくお知りになりたい方は→大牟田の近代化産業遺産
【世界遺産登録決定】明治日本の産業革命遺産 などをご覧ください。
私はボランティアガイドの方が下さった資料で復習したいと思います。


















