機那サフラン酒本舗② | あるちゅう司法書士の思うまま

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アルコール依存症のどん底を経験、現在は司法書士として第4の人生を歩む。アルコール問題のほか旅行記、鉄ネタ、たわごと…
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 離れ座敷から蔵へとまわりました。

 サフラン酒で稼いだお金で埋まったであろう大きな金庫。

 蔵ではまた別のボランティアの方がご案内くださいました。

 

 左の写真が創業者でこの立派なお屋敷を建てた吉澤仁太郎氏。

 富を独占するようなことはしなかったようで、だからこそ繁栄があったのでしょう。

 右は二代目の吉澤仁太郎氏。

 

 創業者の名前を襲名していますが初代の実子ではなくご養子さんです。

 長岡地区では商家の長男にそのまま家業を継がせることは少ないそうです。

 

 そしてサフラン酒。

 いわゆる薬用酒。お酒との関係は嗜好品というより薬から始まったんですね。

 

 蔵の外にまわって、どっしりとした造りをさらに特徴的なものにしているのが鏝絵(こてえ)。

 鏝絵とは漆喰の壁に鏝を使って施す漆喰装飾のこと。 

 

 

 縁起物が施されていました。

 

 よく見ると窓の部分だけではなく軒下にも鏝絵が施されています。

 

 機那サフラン酒本舗のある摂田屋地区は江戸時代から醸造が盛んに行われてきました。今も地区内には酒や醤油の醸造蔵が点在します。

 一歩路地を入るとこんな趣のある光景がありました。

 案内してくださったボランティアの方々の地区を誇りに思う気持ちが伝わってきました。

 

              ※現在建物の中は土曜日・日曜日・祝日の10:00~15:00のみ公開されています。