東海道土山宿 | あるちゅう司法書士の思うまま

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アルコール依存症のどん底を経験、現在は司法書士として第4の人生を歩む。アルコール問題のほか旅行記、鉄ネタ、たわごと…
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 おとといは熊野から紀勢道・伊勢道・新名神と走り京都へ帰ってきたのだが、昨日はまた朝から新名神を東へ走り三重県境に近い滋賀県の土山に仕事があった。

 熊野の帰り道から強風で車が左右に振られていたのだが、さらに風が強い。ハンドルをしっかり握って土山まで到着した。


 今年受けている仕事はとくに移動が多い。ブログを読んで下さっている人は大変だなあと思っているかも知れないが、時間が許す限り行った先を観光してくるので、旅好きの私は結構楽しんでいる。

 土山は三重県から険しい鈴鹿峠を越えたところにあり、東海道49番目の宿場町になる。

 


 さらに時代を遡ると、天皇に代わって伊勢神宮に仕える未婚の内親王の「斎宮」もここ土山を通って伊勢に向かった。国道1号線から少し入ったところにある小さな森が、斎宮が伊勢へ向う途中、みそぎのために止まった仮宮「垂水斎王頓宮跡」らしい。

 街道沿いには本陣跡をはじめ、旅籠や商店だったと思われる大きな建物が並んでいて、往年の繁栄を偲ばせる。

 


 中ほどに東海道伝馬館があったので寄ってみた。


 伝馬とは使者や物資を馬で運ぶ交通制度で、今で言うところの貨物駅や乗換駅にでもあたるのだろうか、旅役人と馬子の模型が展示されていた。 

 


 江戸からここまでくると京都まであと15里。いわば急ぎの人や荷物が伝馬を利用したわけだが、この街道沿いの景色はしっかり目に入っただろうか? 仕事ついでに慌ただしく観光をしている私と姿がかぶり思わず苦笑してしまった。


 その慌ただしい私は、今日和歌山県の紀の川市で仕事を終え、明日に備え月曜日も泊まった紀伊田辺でこのブログを書いている。