たま駅長 | あるちゅう司法書士の思うまま

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アルコール依存症のどん底を経験、現在は司法書士として第4の人生を歩む。アルコール問題のほか旅行記、鉄ネタ、たわごと…
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 和歌山市から東へ15kmほど、紀の川市の旧貴志川町地区はいちごが特産ののどかな場所である。


 大阪なんばと和歌山・高野山方面を結ぶ南海電車に、かつてJR和歌山駅と貴志川を結ぶ独立した路線があった。
 赤字路線のため廃止が検討されたが地元の強い要望から存続が決定され、運営会社を公募したところ岡山電気軌道が手を挙げた。同社が新設した子会社・和歌山電鉄に経営譲渡され、今でも電車は走っている。
 
 この路線を一躍全国的に有名にし和歌山電鉄の経営に大活躍しているのが、終点貴志駅の駅長「たま」である。現在は何と社長代理でもあるらしい。

 貴志駅に行ってみると、駅舎が猫の顔をデザインしたものを筆頭に「たま」一色である。

 


 地元の人よりも「たま」目当てにやった来た観光客の姿が目立つ。

 


 駅舎そのものが「たま」を紹介するミュージアムになっていて、となりにはグッズを扱うショップもあった。

 

 


 友人のリクエストもあったので私も少しだけ買い物をした。


 肝心の駅長ご本人(猫)はというと、オフィスでおやすみになっていました。

 


 けっこうなご高齢なことに加えて、たくさんのお客さんのお相手でお疲れになるようだ。最近は駅長代理の「ニタマ」くんと交代勤務をしているらしい。

 和歌山電鉄では、収益をあげるために他にもいろいろな試みをしている。面白い塗装の電車を走らせているのもその一つで、ちょうど「たま電車」が到着した。

 

 


 こちらも大人気で多くの人がカメラを向けていた。

 ある試算によると「たま」による経済的効果はかなり大きいらしく、まさに和歌山電鉄と地元の救世主である。
 「たま駅長」これからも頑張ってください。