久しぶりに依存症仲間のTさんから電話がかかってきました。
2年少し前に路線バスの運転手を飲酒が原因で退職し、その後追突事故にあって怪我をしていたのですが、この度再就職したという連絡でした。
彼は毎日飲むそうです。
アルコール依存症と診断されて久しいのですが、今でも決して連続飲酒にはならないそうです。
連続飲酒はWHOの診断基準(ICD-10)の示す6つの項目のうちの1つに過ぎない(アルコール使用の開始、終了、あるいは使用量に関して、摂取行動を統制することが困難)し、6つのうち3つ当てはまれば依存症と診断してよいので、私と同じ主治医はそう判断しています。
「お前は今でも飲まんのか?」と聞いてきたので、「飲むと教科書通りになるから飲まない」と答えました。彼には連続飲酒の経験が無いのでいまいちピンとこないようです。
ただ彼も仲間のことは気になるらしく、茨木のKさんは元気か?吹田のTさんは?と色々聞いてきます。
ふたりとも元気だけど、以前このブログに登場したHさんが亡くなったことを伝えると、明らかに肩を落としているのが伝わってきました。
止められるうちに断酒してほしいとは思いますが、それが彼の今の選択。
元気な声を聞くことができたのだけはよかったかな…