琵琶湖の東にある湖東平野は地図では平らな土地が続いているように見えますが、彦根城や今は姿の無い安土城が琵琶湖を天然の濠とした山城であったように各所に小高い山が点在しています。
近江八幡にも山が湖に迫る場所があり、その頂上近くには長命寺があります。
西国第三十一番霊場。また縁起のいい名前に肖ろうと多くの人が参拝に訪れます。
正規の参道は水辺から808段もある長い石段ですが、山門の下まで車で行くこともでき、歩いてお詣りする人もこちらの車道を使う人が多かった。
車道や石段には様々に花が咲いています。
手を清めて境内へお邪魔いたします。
檜皮葺きの本堂や丹塗りの三重塔が堂々と並んでいます。
振り返ると琵琶湖は結構下の方に見えます。
どうやってこの高い場所まで重い石や材木を運んだのか。昔の人の力や知恵にはいつも驚かされます。
この日は久しぶりのお天気で近江富士をはじめ遠くの方までよく見えました。
最後にこの景色を眺めさせてもらったこちらの仏様に感謝を忘れないように…