5日間岡山県にいました。
仕事ですのであちこち見て回るわけにはいきませんが、それでも時間を見つけて少し観光もしてきました。
2日目の早朝。
のどかな田んぼの中にある五重塔。
吉備路で一度訪ねて見たかった備中国分寺に来ました。
有名な寺院ですがこんな早くに訪ねるのは私のほかにはいません。
国分寺といえば少し歴史に詳しい方はご存知でしょう。
奈良時代に聖武天皇が仏教による国家鎮護のため各国に国分寺の建立を命じました。
この備中国分寺こと日照山国分寺はその跡地にある後継の寺院だそうです。
五重塔はそこまで歴史は深くはないとはいえ、江戸時代の後期に再建されたといいます。
さて素人の解説はほどほどにして、ネットで田園地帯に五重塔がそびえるこの光景を見た時に一目ぼれをしました。
京都にも有名な東寺の五重塔がありますが、市街地に呑みこまれ遠くからは見えません。
備中国分寺は創建の時に近い姿で残っていると思われます。
遠くからでも一目でわかるその姿は人々の心に安らぎを与え、親しまれたのでしょうね。