石見銀山から東に20分ほど車を走らせると粕淵という駅に出ます。
江の川に沿って広島県の三次と島根県の江津を結ぶ距離106kmの三江線の駅です。
このような山間地にも鉄道を引いた国力の凄さを感しますが、建設当時からは三江線を取り巻く状況も変わってしまいました。
この駅に停まる列車もご覧の通り僅かの本数です。
三江線は当社が昭和62年4月に日本国有鉄道から事業を引き継ぎましたが、民営化後も道路整備やマイカーシフトなどの影響によりご利用状況が人口減を上回る状況です…(中略)…成26年度の輸送密度は1日あたり50人と会社発足時の約9分の1にまで落ち込んでおります。
…(中略)…
こうした理由を踏まえ、平成30年4月1日をもって三江線の鉄道事業を廃止するとの判断に至りました。(JR西日本HPより)
ホームへ入ると列車を待つ人がいました。
まもなく遠くから強い警笛の音。そして橋梁を渡る姿が見えてきました。
降りる人はなく2人のお客さんを乗せてすぐに出発していきます。
三江線の廃止を聞いて乗りに来たと思わしき人が車内からカメラを向けていました。
すぐに反対方向からも列車が来ました。
こちらには私のように三江線を撮りにきていた3人ほどが乗っていきました。
鉄道。
人や物を運び結び付け、地域や人の生活と長い時間を共にする。そういう意味で文化遺産のようなものだと思います。
一瞬だけでしたがその姿を瞼に焼きつけることが出来ました。










