
セール短信:角川は祥一郎に全ベット?
キンドル本のセール情報である。
【注意:以下の商品の価格・ポイント情報は次の瞬間には新たなものに更新されているかもしれません!】
角川文庫から出ているオスカー・ワイルドの代表作2冊のキンドル本が、紙書籍の直近価格のほぼ半額となっている。
まずは『新訳 サロメ』から。
かつて定番だった岩波文庫の福田恆存訳、宮本亜門による舞台化原作となった平野啓一郎訳に続く新訳のウリは?

1893年の初版(フランス語版)からの翻訳だったとは! ちなみに、ビアズリーの挿画も収録されているので、気になる方、その点はご安心を。 (^^;
そして『ドリアン・グレイの肖像』。
アマゾンの商品紹介ページもかなり熱がこもっている。(^^;
鴻巣友季子氏推薦。異端の名作。最新研究を反映した新訳!徹底解説91P!
「新訳の光に照らされて、生身のドリアンがそこに立っている!
紫水晶色の瞳、緋色の唇から、いま生きた言葉がこぼれだす。
名優によって役が飛翔するように、名訳は原作を解き放つ。」(鴻巣友季子)
う~ん、解説が91ページというのは短くはないようだ。(^^; こちらも先行訳がいくつかあるのだけれど……。
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さて、海外文学の古典ものについて、角川文庫はこのところ河合祥一郎センセイへの依存を強めているようだ。オスカー・ワイルドはもとより、シェイクスピア、ルイス・キャロル、C・S・ルイスの「ナルニア国物語」、ヒュー・ロフティングのドリトル先生シリーズ 、そして、ポー傑作選。
万一、死ぬほどおヒマな方はこちらもどうぞ。 <(_ _)>
フランス語にも堪能となると、角川は、あのプルーストの『失われた時を求めて』全巻も……まぁ、さすがにそれはないとしても、S・S・ヴァン・ダインのファイロ・ヴァンスもの12巻の訳出ぐらいは依頼しかねないではないか! 万一、そんなことにでもなったら、創元推理文庫はあっという間に追い抜かれてしまうかもしれないぞ! (^^)
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で、上に続いてとっておきのネタを書き終えたところで、“保存不可” との無情なメッセージが……。明日まで覚えていたら、続きを書いてみようかな。 (^^;










