あの頃の自分へ(最初から)
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「はっ⁈ちょっと待ってくださいね!」
電話を保留にし、親に伝えました。
父親も母親も驚き、電話口まで来ました。
もちろん、静岡産業大に合格通知を送って頂く様に伝えました。
母親に調べてもらうと、ちょうどその日は、静岡産業大に合格した人は、入学金を振り込む日でした。
おそらく、入学申し込みが少なく定員割れをおこしていたと思われます。
補欠でギリギリ、オレが合格になった様です。
ビックリしたのですが、取りあえず、勝野さんに電話しようと思い、予備校に電話しました。
勝野さんは、オレが心の病んだ電話だと思ったのか、
「うん。どうした?」
と、優しい口調で電話に出ました。
オレが事情を説明すると、
「うおーそうかー。やったーーー!良かったーーーー!」
と、しばらく大絶叫していました。
「う、うん・・・落ち着こう。静岡産業大は、どんなこと言ってた?」
と、詳しい事情をオレから聞き、
「そうか。よし、じゃあ決まりだ。おめでとう。」
と言ってくれました。
心配をかけてしまった反動もあるのでしょうが、オレ以上に勝野さんは、喜んでくれて、その事にオレは熱くなりました。
酒は祝杯に変わり、オレは、また呑み始めました。
なにがなんだかわからないまま呑んでいると、フト冷静になりました。
「ん!?ちょっとまてよ。・・・てことは、オレもう勉強しなくてもいいんだな・・・。」
大学受験に合格すれば、受験勉強をしなくても良いのです。
ずっと我慢していた、格闘技の雑誌やビデオを観ても良いわけです。
高校の時の同級生の岡野君に電話し、自分の報告をしました。
「オレ、もう格闘技のビデオとか雑誌とか観てもいいんだよね?」
と聞くと、
「おう!読みまくれ!」
と言ってくれました。
岡野君は、高校の時に、オレと同じ補修に最後まで残っていた3人の内の一人です。
岡野君も、オレより一足先に合格を決めていたので、オレと同じ春から大学生です。
電話を切ると、ベッドの下に封印してあった格闘技の雑誌やビデオを引っ張り出しました。
ホコリまみれの懐かしい物が出てきました。
時間を大事にしよう。
浪人時代に常に時間に追われていたので、時間の大切さを身にしみてわかっていました。
格闘技のビデオを明日ゆっくり観るという発想は浮かびませんでした。
時間を大事に、今観ようと、酔っ払いながら観ました。
しかし、あまりに酔い過ぎて途中から記憶が飛んでいます。
※ 次回が最終回です
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アスペルガー改善研究所
