これは、私の母が懸命に生きた証を自分の記憶に残したくて綴る、記録です。





母のこと⑩は、こちらから!
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8月16日の出来事





 母と子どもたちの


 カットをしました。




私が元美容師だった過去については

「私が、私になるために①」


に、

詳しく綴りましたので
お目通しくださいませ。
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💇次男→韓流アイドル風カット

💇長男→衛藤先生をモデリングし
ヘアドネーション中!!

サイド、ツーブロック。
後ろは肩につくくらいになり、
学校へは、くくって行ってます。

💇母→「暑いから、とにかく刈り上げて」とのオーダで。

前下がりボブで後ろはオーダ通り刈り上げさせていただきました。


母は65歳を過ぎた頃からヘアカラーをするのをやめました。



今ではすっかり


綺麗なグレーヘアです。



毛質は、しっかりとしていて
毛量もとても多かった母。


  今まで何も感じず作業的だったヘアカット。





この日、母の髪にそっと触れたら


とても細かった。

髪の毛の量もほんと少なくなっていて、

なぜだかわかりませんが

心が揺さぶられて


涙が溢れてきそうになりました。


母に病がわかるまで


母に触れる機会なんて

ちっともありませんでした。



最後に母に触れたのはいつだったかな。


遠い、遠い記憶です。


しかし、病に倒れ手術それから入院し


 麻酔から覚める前に

「もう大丈夫だからね。よく頑張ったね」と
何年も触れていなかった母の手に触れ、


 お風呂に入れない期間は

タオルで母の体を拭かせていただき


 予後の回復を1日でも早くするために

リハビリをし、その支えになったり、


通っていた美容室から足が遠のき
私が母のカットを担当するようになって


何十年も触れていなかった母に


触れるようになりました。



 母が健康だった頃


 用もないのに触れたりすることが


 照れくさかったったのだと思います。




母のこと(12)へ


つづく。





🌈こころのはぐ
心理カウンセラー田中春菜