これは、私の母が懸命に生きた証を自分の記憶に残したくて綴る、記録です。
母のこと⑨と、
ときどき心理学はこちらから
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私には2人の息子がいます。
長男が生まれ
長男が言葉を
話せるようになってきた頃くらいから
私は子どもに合わせて
母のことをいつしか
おばあちゃん
と
呼ぶようになっていました。
しかし、2年前
母が病に倒れ、
その出来事が私に
「おばあちゃん」と
呼ぶことをやめさせました。
それからは、母のことを
おばあちゃんと呼ぶのをやめよう
と思うようになったのです。
子どもが生まれる前のように
母の娘であった頃のように
お母さん
と
それ以後は呼び方を戻しました。
なぜなら母は孫のおばあちゃんであって
私の「おばあちゃん」ではないからです。
そして、
これからあと何回
「お母さん」と呼ばせてもらえるかわからない状況におかれ、
「お母さん」と呼べる有り難さや
「お母さん」と呼べる幸せを
しっかりと味わおう
と
私の考えが定まったからです。
ただ安直に、
子どもに合わせて「おばあちゃん」と
何も考えずに、
何も味わおうとすることなく
発していた言葉を、
ちゃんと感謝の気持ちとともに
表現しよう。
今まで心配かけてごめん。
今まで本当にありがとう。
って、
感謝の想いをこめて
これからは
お母さん
って
呼べる幸せを味わおう。
母のこと(11)へ続く
🌈こころのはぐ
心理カウンセラー田中春菜